横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

カテゴリ: レンジャーや友の会の活動

今週、関東も梅雨入りし、森の中は雨で潤っています。
そんな梅雨の森では様々な花が見頃を迎えています。
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クマノミズキ
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ホタルブクロ
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ドクダミ

ぜひご来園いただきたいのですが、大雨には十分ご注意ください。

先週の6月2日から3日にかけて台風が接近していましたが、横浜自然観察の森でも大雨が降り強風が吹き、枝折れや土砂崩れが発生ました。大雨が降った後や警報が発令された際にはレンジャーが園内の安全確認のため巡回を行っています。
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 幸い、枝折れはすぐに処理でき、土砂崩れした場所も園路から離れていたため、被害はありませんでしたが、この後も災害が起こる可能性があります。

現在、台風3号が近づいています。
降雨時や降雨後には天気予報や園内の情報をご確認いただき、安全に自然観察をお楽しみください。

文・写真:ロビン

 観察の森には3500種類以上の生き物が生息している
ことがわかっています。植物、野鳥、哺乳類、昆虫、
爬虫類などなど、、、それぞれの生きものにとって、
餌をとる場、子育てをする場、休む場等は異なります。
どういった状態が必要なのか?ウグイスにとって必要
な場は?オタマジャクシにとっては落ち葉をどれくらい
残しておいたら良いのか?トンボにとっては羽化する時
期この場所の草は残しておいた方が良いのか?

生きものが直接教えてくれるわけではありません。
ではどうするか?

観察の森には生きものを見続けているボランティアさん
がいます。彼らは継続して対象の生きの観察を続け、
その変化を見ています。そして様々な種類の生きものの
代弁者となって、保全に必要な情報の提供をしてくれて
います。
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私たちレンジャーは時折気がつくとボランティ
アさんのことを調査している対象の生きものの種類で
「今日はカエルさんが調査に入っている」
「明日はトンボさんと打ち合わせがある」
と話してしまうこともあります・・・
ヤマアカガエル140604掛下09

 観察の森は生きもののにぎわいのある森を目指しています。
そこにはボランティアグループ友の会の力が大きく寄与
しています。
このブログをお読みになったみなさまも仲間になりませんか?

横浜自然観察の森友の会案内 (yamagomori.com)

文:チョコ

春の森おさんぽラリー2023_チラシ [自動保存済み]

G.W53日(水・祝)、4日(木・祝)、5日(金・祝)、6日(土)の4日間、「ちびっこあつまれ!タッチーくんといこう!春の森おさんぽラリー」を開催します。なんと、55日の子どもの日はプレゼントがあります。

開催時刻は10時から16時まで(受付終了は15時・所要時間約30分)。受付は観察センター前と森の家口どちらからでも可能ですゴールは自然観察センターのみ。予約申込は不要、参加費無料です。3才~小学校低学年がわかる内容です小学生以下は保護者同伴、大人だけでも参加可能です。

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新緑で山が覆われ、花が咲き、生きものたちも活発に動き始めました。山を歩くなら、今が一番気持ちの良い季節です。地図を手に、春の横浜自然観察の森を歩いてみませんか?森の家口~ピクニック広場~自然観察センターを練り歩き、鳥の鳴き声や林内を飛び回るチョウ、美しく咲く花など、「おさんぽラリーシート」に出題された春の生きものの様子をじっくり観察してみましょう。新たな発見があるかもしれません。

 

※おさんぽラリーにガイドは同行しません。

※コースをまわるのに必要な時間は約30分。9時から15時ごろまでがおすすめです。(観察センターは9時から16時半まで開館。)

※雨が降った際は観察センターで園路状況をご確認ください。

※スズメバチが多くなっています。ハチに出会ったときは手で振り払ったりせず、じっとハチがいなくなるのを待ちましょう。巣が茂みの中にあるかもしれません。観察路を外れないようにしてください。

※感染症対策を実施のうえ、お楽しみください。

文:おかぽん

こちらもお読みください。

引き続き感染防止対策にご協力ください。


横浜市最大の緑地の一角にある横浜自然観察の森。
この森で見ることのできる四季折々の自然や風景、様々な生きもの達、どのような保全活動をしているのかをご紹介をする動画が完成しました。
ドローンで撮影した上空からの景色や水中の生きものの様子など、迫力満点の映像が盛りだくさんです。
ぜひご来園前にご覧ください。
本編は17分ほどです。


動画内では、こんな生きものを紹介しています。
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オタマジャクシ(ヤマアカガエル)

 s-セミ
この森で観察できるセミ

s-ひっつき虫
ひっつき虫(キンミズヒキなど)

s-アオジ
野鳥(アオジなど)

こちらもお読みください。
引き続き感染防止対策にご協力ください。

冬に咲く花はそう多くありません。
この植物も冬に咲きます。サザンカです。
s-サザンカ
サザンカは一年中葉をつけている常緑の樹木で、古くから庭の生垣などに利用されてきました。
横浜自然観察の森でも何ヶ所か以前に植栽された場所があります。サザンカが明るい林(落葉樹林)で大きくなってしまうと地面(林床)を暗くし、そこを好む生きものが減ってしまいます。
そのため、自然観察の森では生きものがにぎわう明るい林を維持してくためこのような移入植物の除去を行っています。

今回、その活動の一端をモスバーガー共栄会神奈川支部の皆様にCSR活動としてご尽力いただきました。
作業場所は自然観察センター近くの生態園。コナラなどが生える明るい林です。
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(作業前にサザンカの前で集合写真)
皆さんの後ろに見える緑の塊がサザンカです。樹高は大人の背丈を超えています。

ペアを組んで作業スタート!
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剪定バサミやノコギリを使い、大きな枝をどんどん切っていきます。
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およそ40分間切り続けて・・・
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緑の塊は無くなり、林床に日が差し込み明るくなりました!今後、どんな生きものに出会えるか楽しみです。

切った枝は粗朶(そだ)柵に積んでいき、生きものが冬越しできる場所を作ります。
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最後は自然観察センター前で記念撮影!
皆さん達成感で溢れているご様子。
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このように企業の皆さんにもご協力いただきながら「いきもののにぎわいのある森づくり」を進めています。
ご協力いただいたモスバーガー共栄会神奈川支部の皆様、ありがとうございました。


文・写真:ロビン

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引き続き感染防止対策にご協力ください

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