横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

カテゴリ: イベント情報やお知らせなど

木の葉が落ちきり、空が広いこの季節。
樹上や藪の中には、野鳥だけでなく、タイワンリスの気配も目立ちます。

ガサガサっと、ダイナミックな音がするとその姿が、

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静かな林でも見渡すと、枝と葉を集めた巣が、見つかります。

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樹皮やアオキの実を食べたりする姿も
見かけます。


すっかりこの森の見慣れた生きものになってしまった外来種タイワンリス。
彼らをテーマに生きものを調べる視点と
外来種の影響を学ぶイベントを3月に開催します!

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自然観察センター主催行事
「観察の森のリスしらべ」

観察の森にくらす外来種タイワンリスの姿や巣を探し、
記録やまとめなど調査の体験を行います。また外来種問題について学びます。

【日時】 2024年3月2日(土)10:00~15:00(雨天時は3/9へ延期)
【対象】 小学校4年生以上~中学生 30名(抽選)
     ※小学生の場合は保護者1名以上同伴
【申込】必要


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文:かなちん
資料写真:掛下 かなちん

あけましておめでとうございます。
1月5日より自然観察センターは開館しています。
日差しが暖かくハイキング日和で、すでに多くの方々にご来館いただいています。

カウンターにいると、大きな窓越しにこんな方々の来訪もありました。
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・・・
 
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雨どいの水を浴びに来たメジロ。

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ツルマサキの実を食べにやってきたウソ。

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枝に止まって休憩中のヒヨドリ。

森は、野鳥などの生きものたちも活発に動いており、ごはんを探す姿や飛び回る鳴き声でにぎやかです。

これからいっそう寒い時期になりますので、散策には温かい装備をお忘れなく。
自然観察センターの中では、この森の間伐材を利用したストーブを焚いています。
散策の小休憩にセンターにお寄りいただき、体を温めながら窓越しに生きものがいないかのぞいてみませんか?

みなさんにとって、生きものとの素敵な出会いや発見がたくさんある年になりますように。
今年もどうぞよろしくお願いします。

文・写真:まつもい

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自然観察センターは12月28日(木)より年末年始の休館となります。
年明けは1月5日(金)より開館します。

この間の、イベントのお申込みやお問い合わせは
1月5日以降でのご返信となりますのでご了承ください。

休館中も、日の出から日の入りの間、トレイルや野外トイレを利用できます。
年末年始の野鳥や冬景色をお楽しみください。
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新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。

レンジャー一同

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月8日に鳥のくらし発見隊主催の「みんなでバードウォッチング」が開催されました。

AグループとBグループの2グループに分かれ、横浜自然観察の森の中で、野鳥を探しながら散策しました。

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【ミサゴ】

モンキチョウの広場で双眼鏡の使い方をグループリーダーが説明をしていると、ミサゴが頭上を通過して行きました。足にはなんとボラを掴んでいました。海で捕まえたボラをここまで運んできたようです。どこか安心できる場所でゆっくり食べるつもりだったのでしょうか?

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【トビ】

ミサゴと同じく、タカの仲間であるトビもその直後に現れました。トビとミサゴの下面部や尾羽の違いも間近で観察できたので、それぞれの特徴をじっくりと比べる事ができました。

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【ウミネコ】

その直後にウミネコと思われるカモメ類が3羽、通過して行きました。海や河川の河口部で観察する事が多いミサゴやカモメの仲間を山で見ると不思議な気持ちになりますが、三浦半島の付け根にある横浜自然観察の森は、相模湾と東京湾の両湾を行き来する海鳥の姿を時折、観察する事があります。

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【アマツバメ】
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【エゾビタキ】

見晴らしの良い開けた場所では、南方に向けて渡って行くアマツバメやエゾビタキ等の姿も見られました。モズやハイタカ、集団で移動するヒヨドリも見られ、鳥たちから季節の移ろいを感じました。

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【エナガ】

「ジュリッ、ジュリリリ!」と鳴きながらエナガが枝から枝へ飛び移っていきました。エナガの素早い動きに翻弄されつつも、双眼鏡を使い、かわいらしい姿をしっかり堪能できました。


観察できた野鳥

キジバト アマツバメ ヒメアマツバメ ウミネコ ミサゴ トビ ハイタカ コゲラ アオゲラ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ エゾビタキ ハクセキレイ コジュケイ ガビチョウ ・・・21種+外来種2種=計23種

※鳥のくらし発見隊は観察メインのイベントです。撮影の前に鳥の姿をじっくり行動してみましょう。

文・写真:おかもと


 

「みんなでバードウォッチング」は毎月第2日曜日に開催されており、次回の予定は1112日です。詳細は下記をご確認ください。

横浜自然観察の森おしらせとイベント (sancyokohama.sakura.ne.jp)


横浜自然観察の森では140名もの市民ボランティア「友の会」が活動しています。
野鳥はじめ、野草や昆虫、哺乳類の調査、バードウォッチングの案内、自然ガイドツアー、雑木林の手入れ・・・など。

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それぞれの関心に応じて10のプロジェクトを展開しています。
活動の紹介と体験を通して、自然観察の森と友の会の活動について理解を深めていただきます。
お土産に、オリジナル絵葉書のプレゼントがつきます。

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対象:どなたでも 先着30名(要申込)
※小学生以下は保護者が同伴ください。

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