横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

カテゴリ: イベント情報やお知らせなど

横浜自然観察の森には、レンジャーと共に森の保全に取り組む市民ボランティア「横浜自然観察の森友の会」のメンバーが約140名もいます。

それぞれが特技や関心に応じてプロジェクト(PJ)を結成し、普段はグループ単位で活動しています。今回はそのうち、森の生きもののことを「調べる」プロジェクトの活動をご紹介します。

「カワセミファンクラブ」
写真撮影を楽しみながら、園内のチョウ・トンボの生息調査と野鳥の観察を行っています。自然観察センター内の情報コーナー「森のにぎわい掲示板」にも季節ごとの生きもの情報を提供していただいています。また、定期的に写真展を行い、森の生きものの魅力を「伝える」活動にも貢献しています。
s-P8306818カワセミ写真展トリミング
写真展設営作業

「PJ-STRIX」
STRIXとはフクロウの学名です。その名の通り、観察の森に暮らしているフクロウのために巣箱を設置したり、繁殖状況調査を行っています。実際の巣箱は自然観察センターに展示しています。
s-IMG_3360フクロウ巣箱トリミング
展示中のフクロウの人工巣箱(中に入っているのはぬいぐるみのフクロウ)

「野草の調査と保護」
園内の植物の調査を行い、保全活動に活かしています。希少種を保護したり、外来種の除去作業なども行っています。「森のにぎわい掲示板」にも季節ごとの開花情報などを提供していただいています。
s-TC100484野草トリミング
植物保護のための柵を設置中

「定点カメラで動物調査」
森の中に自動撮影カメラを設置し、写った動物の種類や数を調べています。夜行性の動物など、普段出会うことが難しい生きものの様子を知ることができます。
s-定点7月13日 (2)トリミング
カメラ設置作業

「森のカエル調査隊」
こちらはPJではなく、友の会有志で結成されたグループです。1~3月のヤマアカガエルの産卵時期に合わせて、園内の湿地のカエル類の卵塊数調査を行っています。
s-B2061416カエル調査トリミング
カエル卵塊数調査風景

このような調査や観察結果の蓄積から、森の様子や生き物の様子を知る事ができ、「伝える」ことができるようになります。そして自然や生き物を守ることにつながります。

これらの調査や観察結果は、自然観察センターが毎年発行している横浜自然観察の森調査報告に掲載しています。
s-P1108564調査報告25
 2020年12月発行の調査報告25

また、チョウの調査、植物相調査、植生図、中・大型哺乳類調査、カエル卵塊数調査は、環境省のモニタリングサイト1000という全国規模の調査にもデータを提供しています。

メンバーは共通して生きもの好きですが、最初から生きものに詳しくなければいけないということはありません。一緒に活動しながら少しずつ詳しくなっていけます。調査という観点から、森を守る活動に参加してみませんか?

※新型コロナウイルス対策として、現在活動やイベントを休止または方法を変更して活動しています。

<友の会に参加するには>
まずは、「森を守るボランティア体験」への参加がおすすめ。施設や友の会のことを知って、やってみたい活動を探しましょう。偶数月の第3日曜日に開催します。自然観察センターHPのイベントのご案内に募集が出ますのでご確認ください。プロジェクトの活動日には見学することもできます。レンジャーまでお問い合わせください。

最近の活動の様子はこちら

昨年の秋にリニューアルしたセルフガイドシート「コナラの道 秋・冬」はすでにお持ちですか?
園内マップ、ガイドシート各種は、観察センター前と館内のラックで配架中です。
IMG_5112
今回、「秋のコナラの道を歩いてみましょう」に続く、紹介動画の第2弾「冬のコナラの道を歩いてみましょう!」を作成しました。冬ならではのポイントをご紹介します。

シートを手にコナラの道を歩けば、きっとたくさんの発見ができるはず。
感染症予防対策を実施の上、お楽しみください。
※雨が降ったあとは尾根道が大変ぬかるみますのでご注意ください。

観察センター内の企画展示に、ヤマアカガエルの卵塊を数える調査や、湿地の管理などについて紹介するコーナーを新たに加えました。
T2070773 - コピー
お立ち寄りの際はぜひ、ご覧ください。


文・動画:かない

こちらもお読みください。
観察センター再開について

1月の雨の降る暖かい日の夜、ヤマアカガエルが湿地や池で産卵します。
今年も先日の雨の日、少しだけヤマアカガエルが産卵したので、卵(卵かい)を確認に行ってみると、
s-IMGP0065卵塊
ありました。真ん中のもこもこしてるヤツです。
ちょっと水面の反射で見にくいですね。
では、水中から見てみましょう。
s-IMGP0069水中卵塊
透明のゼリー状の物質に包まれて、黒い卵がたくさん見えます!

まだまだ冷たい水の中ですが、少しずつ発育し、
春にはオタマジャクシになります。

卵を傷つけないように、水から出したり、手でもんだりなどはしないようにお願いします。
どうしても気になる方は、そっと、やさしく触る程度でお願いします。

観察センター内の展示、
「ピックアップ ヘイケボタルの湿地」では、
今年のヤマアカガエルの産卵状況(卵かい数)を随時更新しつつ報告しています。

文・写真/nuka


こちらもお読みください。

自然観察センターは明日(12月28日)から1月4日まで
年末年始のお休みとなります。

この間の、イベントのお申込みやお問い合わせは
1月5日以降でのご返信となりますので
ご了承ください。

年末年始の休館日のお知らせ2020-2021


休館中も日の出から日の入りまで
森の中は散策できますので、
各自、感染予防対策を実施の上、
野鳥観察やハイキングをお楽しみください。

来る年も、どうぞよろしくお願いいたします。


レンジャー一同


こちらもお読みください。


みなさん、ブログ「さあ!秋冬のコナラの道を歩こう!」はご覧になりましたか?まだの方はこちらをチェック。

今回はセルフガイドシートに登場するポイントを2つご紹介します。
どんな出会いが待っているでしょう…

ご紹介したポイントはほんの一部。他にもこの季節ならではの見どころがたくさんありますので、シートを手にコナラの道を散策してみてください。

散策が終わった後は、風景や出会った生きものを思い出しながら表紙のぬりえをしてみましょう。
夏版のぬりえにも挑戦してくれた方は、2枚並べてくらべてみるのもおすすめです。
IMG_4617
出発前や、戻ってからのおさらいに、観察センター内の企画展示「わかるとおもしろい林の歩きかた コナラの道を歩こう」もぜひご覧ください。
IMG_3802



文・写真・動画:かない

こちらもお読みください。
観察センター再開について

↑このページのトップヘ