「観察の森のリスしらべ」
文:かなちん
資料写真:掛下 かなちん
季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!
10月8日に鳥のくらし発見隊主催の「みんなでバードウォッチング」が開催されました。
AグループとBグループの2グループに分かれ、横浜自然観察の森の中で、野鳥を探しながら散策しました。
【ミサゴ】
モンキチョウの広場で双眼鏡の使い方をグループリーダーが説明をしていると、ミサゴが頭上を通過して行きました。足にはなんとボラを掴んでいました。海で捕まえたボラをここまで運んできたようです。どこか安心できる場所でゆっくり食べるつもりだったのでしょうか?
【トビ】
ミサゴと同じく、タカの仲間であるトビもその直後に現れました。トビとミサゴの下面部や尾羽の違いも間近で観察できたので、それぞれの特徴をじっくりと比べる事ができました。
【ウミネコ】
その直後にウミネコと思われるカモメ類が3羽、通過して行きました。海や河川の河口部で観察する事が多いミサゴやカモメの仲間を山で見ると不思議な気持ちになりますが、三浦半島の付け根にある横浜自然観察の森は、相模湾と東京湾の両湾を行き来する海鳥の姿を時折、観察する事があります。
【アマツバメ】
【エゾビタキ】
見晴らしの良い開けた場所では、南方に向けて渡って行くアマツバメやエゾビタキ等の姿も見られました。モズやハイタカ、集団で移動するヒヨドリも見られ、鳥たちから季節の移ろいを感じました。
【エナガ】
「ジュリッ、ジュリリリ!」と鳴きながらエナガが枝から枝へ飛び移っていきました。エナガの素早い動きに翻弄されつつも、双眼鏡を使い、かわいらしい姿をしっかり堪能できました。
観察できた野鳥
※鳥のくらし発見隊は観察メインのイベントです。撮影の前に鳥の姿をじっくり行動してみましょう。
文・写真:おかもと
「みんなでバードウォッチング」は毎月第2日曜日に開催されており、次回の予定は11月12日です。詳細は下記をご確認ください。
横浜自然観察の森おしらせとイベント (sancyokohama.sakura.ne.jp)