横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

カテゴリ: 森の風景のお話

このところの冷え込みで、朝の気温も0℃前後まで下がるようになり、湿地の水も厚めの氷が張るようになりました。
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広場では草や枯葉にも霜が降りていました。
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日の差し込んだ雑木林では、トキリマメの実に朝日がたくさん写りこんでいました。
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まだしっかり枝にしがみついている木の葉も
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明日(12/28)から自然観察センターは年末年始休館いたします。

今年も人・生きもの様々な出会いがありました。
この出会いに感謝しつつ…。
どうぞよいお年をお迎えください。
来年も皆さまとの出会いを楽しみに、スタッフ一同お待ちしております。

【年末年始の休館のお知らせ】
12月28日(水)から1月4日(水)まで休館いたします。
1月5日(木)より通常通り開館いたします。
休館中も園内へは自由に出入りできます。
※利用時間は日の出から日の入りまでです。
※この間の、イベントのお申込みやお問い合わせは1月5日以降でのご返信となりますのでご了承ください。

【休館中の緊急連絡先】045-461-0105
(京浜警備保障株式会社SEセンター)
※緊急以外のご連絡に関しては、1月5日(木)以降の、
開館時間内(9:00~16:30)に自然観察センターまでお願いします。

文・写真/かけした

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引き続き感染防止対策にご協力ください。

2日ぶりの霊園口からの出勤。
バス通りから霊園口に入り、階段に向かった瞬間…「ま、まぶしい…!」
季節がめぐり、木々の葉っぱは色づき、階段上に絨毯のように落ち葉が広がっていました。
この間までは、うっそうとして明るくなかったのに秋が一気に深まったのだなぁ、寒い冬が来てしまうなぁと思いながらも、1歩1歩落ち葉を踏むパリパリという音は耳に心地よく響きました。

秋の深まる森を見たくなり、眺めの良いピクニック広場から森を一望してみました。
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(ピクニック広場の眺望点より)
この森は、1年中葉っぱで茂っている木、冬になると葉を落とす木、いろいろな種類の木々が入り混じっています。
そのため森の中には葉が落ちて枝が茶色くかすみがかったようなところ、葉っぱが様々に色づいているところがパッチ状に見られます。
観察の森にはコナラ、エノキ、クワノキなど黄葉する木々が多く、秋の森は黄色っぽい優しい色をしています。

朝夕の寒さが厳しくなり冬の気配が近づいてきましたが、もう少し秋の森は楽しめそうです。
森の気温は、市街地より2℃ほど下がりますので、温かい服装でお越しください。

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(タンポポの道終わり付近の黄葉の様子)

文・写真:まつもい


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いつもの出勤のとおりバスを降り、霊園口の階段を黙々と登っていました。
マスクをつけているのですぐに息が上がり、階段の終わりがあと少しというところで暑さや荒い呼吸などに耐えかねて足が止まってしまいました。
ふと登ってきた階段をふりかえってみると…。
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青々とした緑の中に小さな白い雲がたくさん浮いているような不思議な光景が目に留まりました。
白い雲のように見えているのは、今この森でたくさん咲いている「クサギ」の花です。
枝先や上の方の葉っぱ同士がくっついている茎とまたになった部分から複数の花がまとまって咲くのです。
1つ1つの花は白く、その下のがくは淡くピンクや紫色で可愛らしく、この花の近くを通るとマスク越しでもとても甘いいい香りも漂ってきて、とても気品を感じさせます。

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うっとりする芳香をもつクサギの花ですが、この木の和名は「臭木」。
枝や葉っぱをちぎると強い臭気があることに由来しています。
葉っぱをもんで匂いをかいでみると…たしかに青臭いような独特な匂いがあります。
人によってはピーナッツバターのような匂いと感じるようです。
この花の芳香よりも特徴的な葉っぱの匂いに引っ張られ、そこから名前がついてしまったことは可哀そうですが、印象に残ってしまうのも頷ける…。

花のピークは少し過ぎていますが、この時期だけのギャップはまだ楽しんでいただけると思います。
香しいクサギをぜひ。

※園内では、生きものを傷つけたり、採集することは禁止です。その場で傷つけずに観察をしましょう。

文・写真:まつもい


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立秋を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いてますね。

観察センターでは兼ねてから利用者様よりご要望を頂いていた飲料の自動販売機を導入しました。

これまでは、観察センターからさらに10分ほど歩いた上郷・森の家をご案内していました。この暑さの中、すでに喉の渇いた状況でのご案内にスタッフは毎度心苦しい気持ちでいました。
また、水道設備の不具合により、水道水がしばらく飲料水としてご提供できないことも導入への大きなきっかけとなりました。

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ラッピングは観察の森の生きものたちの写真です。
夜間も照明はつかないようにしているため虫たちを集めてしまうこともありません。

近年の猛暑は人命にも関わりかねない状況で熱中症対策は不可欠です。一方で自然環境の大切さを学ぶ施設としては、プラスチック削減の時代に逆行することにもなる、という葛藤もありました。

そこで皆さんにお願いです。飲み終わった空き缶、ペットボトルは森の中に捨てたりせず、専用のごみ箱をお使いください。また、園内には他のゴミを捨てられるゴミ箱は設置していないため、お持ち帰りいただきますようご協力お願いします。

※暑い中で甘い飲みものはとてもおいしいのですが、森の中で飲む際は“ハチ”が寄ってくる可能性もあるのでご注意ください。

文・写真/かけした

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このところ、こちらのブログでカエルの話題が多いのですが、今回も。

サクラの花もだいぶ散ってしまい落ちた花びらが水面を漂っています。
その下をヤマアカガエルのオタマジャクシが泳いでいました。
気温も上がり活動が活発になっているようで水辺に近づくと土煙を上げて逃げていきます。
そこでそっとのぞき込んでみるのですが、保護色で見つけるのが意外とむつかしい。
この写真の中に何匹のオタマジャクシが写っているかわかりますか。
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正解は最後に。

シュレーゲルアオガエルもいよいよ本格的に鳴きはじめています。


ヤマアカガエルからはじまったカエルシーズンはまだまだ楽しめます。

※横浜自然観察の森は生き物採集が禁止です。オタマジャクシも持ち帰らずそっと見守ってください。



正解は6匹。
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文・写真・動画/かけした
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