横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

カテゴリ: 森の風景のお話

いつもの出勤のとおりバスを降り、霊園口の階段を黙々と登っていました。
マスクをつけているのですぐに息が上がり、階段の終わりがあと少しというところで暑さや荒い呼吸などに耐えかねて足が止まってしまいました。
ふと登ってきた階段をふりかえってみると…。
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青々とした緑の中に小さな白い雲がたくさん浮いているような不思議な光景が目に留まりました。
白い雲のように見えているのは、今この森でたくさん咲いている「クサギ」の花です。
枝先や上の方の葉っぱ同士がくっついている茎とまたになった部分から複数の花がまとまって咲くのです。
1つ1つの花は白く、その下のがくは淡くピンクや紫色で可愛らしく、この花の近くを通るとマスク越しでもとても甘いいい香りも漂ってきて、とても気品を感じさせます。

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うっとりする芳香をもつクサギの花ですが、この木の和名は「臭木」。
枝や葉っぱをちぎると強い臭気があることに由来しています。
葉っぱをもんで匂いをかいでみると…たしかに青臭いような独特な匂いがあります。
人によってはピーナッツバターのような匂いと感じるようです。
この花の芳香よりも特徴的な葉っぱの匂いに引っ張られ、そこから名前がついてしまったことは可哀そうですが、印象に残ってしまうのも頷ける…。

花のピークは少し過ぎていますが、この時期だけのギャップはまだ楽しんでいただけると思います。
香しいクサギをぜひ。

※園内では、生きものを傷つけたり、採集することは禁止です。その場で傷つけずに観察をしましょう。

文・写真:まつもい


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立秋を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いてますね。

観察センターでは兼ねてから利用者様よりご要望を頂いていた飲料の自動販売機を導入しました。

これまでは、観察センターからさらに10分ほど歩いた上郷・森の家をご案内していました。この暑さの中、すでに喉の渇いた状況でのご案内にスタッフは毎度心苦しい気持ちでいました。
また、水道設備の不具合により、水道水がしばらく飲料水としてご提供できないことも導入への大きなきっかけとなりました。

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ラッピングは観察の森の生きものたちの写真です。
夜間も照明はつかないようにしているため虫たちを集めてしまうこともありません。

近年の猛暑は人命にも関わりかねない状況で熱中症対策は不可欠です。一方で自然環境の大切さを学ぶ施設としては、プラスチック削減の時代に逆行することにもなる、という葛藤もありました。

そこで皆さんにお願いです。飲み終わった空き缶、ペットボトルは森の中に捨てたりせず、専用のごみ箱をお使いください。また、園内には他のゴミを捨てられるゴミ箱は設置していないため、お持ち帰りいただきますようご協力お願いします。

※暑い中で甘い飲みものはとてもおいしいのですが、森の中で飲む際は“ハチ”が寄ってくる可能性もあるのでご注意ください。

文・写真/かけした

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このところ、こちらのブログでカエルの話題が多いのですが、今回も。

サクラの花もだいぶ散ってしまい落ちた花びらが水面を漂っています。
その下をヤマアカガエルのオタマジャクシが泳いでいました。
気温も上がり活動が活発になっているようで水辺に近づくと土煙を上げて逃げていきます。
そこでそっとのぞき込んでみるのですが、保護色で見つけるのが意外とむつかしい。
この写真の中に何匹のオタマジャクシが写っているかわかりますか。
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正解は最後に。

シュレーゲルアオガエルもいよいよ本格的に鳴きはじめています。


ヤマアカガエルからはじまったカエルシーズンはまだまだ楽しめます。

※横浜自然観察の森は生き物採集が禁止です。オタマジャクシも持ち帰らずそっと見守ってください。



正解は6匹。
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文・写真・動画/かけした
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横浜自然観察の森では、野鳥や昆虫、植物など様々な生きものの調査がレンジャーやボランティアによって行われています。

今回は、生きものたちが暮らす森そのものの変化をとらえる「環境写真記録調査」をご紹介します。
この調査は、園内の代表的な景観を同じ場所から定期的に撮影し、過去の写真と比較することで、環境に大きな変化が起きていないか把握することを目的に行なっています。

これは今週、園内のあるポイントを撮影したものです。 写真1

こちらは同じ場所から5年前(2017年2月)に撮影した記録です。違いが分かりますか? 写真2
木々が成長して枝葉を伸ばし、空を覆うように広がっています。

続いてこちらは、昨年の8月にヘイケボタルの湿地を撮影したもの。濃い緑が鮮やかですね。 写真3

同じ場所から今週撮影した写真と見比べてみると… 写真4
葉っぱが落ちて、湿地の奥まで見通せます。

いつも見慣れた景色でも、このように長い年月をかけて比べたり、季節を変えて調べたりすることで、ちょっとした変化に気づくことができます。

(文・写真:あらごん)

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昨日の横浜市内はみぞれや雨がほとんどだったようですが、観察の森は午後から本格的な雪になりました。

今朝、森に到着するとモンキチョウの広場は銀世界。
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すでに人の歩いた跡がありましたが、よくよく観察すると人以外の足跡も見つけました。

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ノウサギの足跡です。

ノウサギは広場の草地でコロコロとしたフンをよく見かけたのですが、ここ数年見かける機会が減っており、友の会の「定点カメラで動物調査」の撮影写真にも写らなくなっていたので、消息がとても心配になっていました。
今回の雪で生存を確認できたことはとてもうれしいできごとでした。

さて、今日は気温も上がり雪どけも進んでいますが、コナラの道の尾根道などまだ雪がしっかり残っていたり、溶けてぬかるみになっていたりしています。
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市境広場に積もった雪

来園された方も、こんなに積もっていることは想像していなかったようで靴がビショビショになってしまった方もいました。連休中、来園される方は特に足回りの対策をしっかりとってお越しください。

文・写真/かけした

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