今週は雨ばかりで太陽が恋しい日々が続いていました。
1日だけ顔を見せてくれたので、久しぶりの太陽のもと散策をしてきました。
黄緑色の小さな花をつけるオニシバリは満開!
水辺では、今年も無事ヤマアカガエルの産卵がありました。
雨の後の久しぶりの暖かい日なので、カエルの産卵を期待していましたが、残念ながら見られず…。
ヤマアカガエルの卵塊がたくさん観察できました。
舞妓さんの髪飾りのようなお花を咲かせるキブシは、冬芽の姿。
森の春を真っ先に彩るお花です。
冬芽の手前に緑色の葉っぱのようなものが出ていたので、「あれ、葉っぱが展葉している?キブシは花が咲いた後に、葉っぱを出すはず…なぜ!」と思ったら…
キブシに絡みついたミツバアケビでした。
ミツバアケビは葉っぱと花を一緒に出します。
過去の自然情報カードを見ると、ミツバアケビよりキブシの開花の方が早いようで、ここからキブシが巻き返していくようです。
…と、なんだか、のどがイガイガしてきました。
もしや…。
やっぱり。もう花粉の季節ですね…。
森の中のスギやヒノキがオレンジ色に染まっています。
冬の寒さの真っただ中と思っていましたが、いろいろな生きものたちが、春の訪れを教えてくれているようです。
毎年、春の訪れはあっという間なので、見逃さないようにしなければなと気を引き締めた散策になりました。
文・写真:まつもい