横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

カテゴリ: けものやカエルその他の生きもののお話

先日、センターの中でお昼休みをしていたら窓から何か
入ってきました。
 セイボウ
セイボウです。
メタリックに輝くブルーのボディがとてもキレイです。
お腹の突起の数で種類が判別できるようですが、確かめる前に飛んで行ってしまいました。

セイボウは見失ってしまいましたが、代わりに別の
生きものを見つけました。
 ヒナカマキリ
ヒナカマキリです。大人でも体長が2センチほどの
小さくて可愛いカマキリです。

他にも何かいないかなと床を見ると、クモが歩いていました。
 ヘリジロサラグモ? オス?
サラグモの仲間でしょうか。ヘリジロサラグモのオスに
よく似ています。

今日はセンターに色んな生きものがいたなと思って
いたら、帰り際にムカデの幼体が出てきました。
 子どもムカデ
大人と違い、ブルーとイエローの模様からは爽やかさを
感じます。

この日はセンターの中にいながら、たくさんの生きもの
に会うことができました。
これも森が豊かだからなのでしょう。
皆さんも家の中を探せば意外な生きものに出会えるかも
しれませんね。

文・写真:アーリン

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横浜市は現在「緊急事態宣言」が適用されています。
引き続き感染防止対策にご協力ください。

タンポポの道を歩いていると、へんてこりんな生きものを見つけました。
P8172289
8㎜ほどのつやつやとした茶まんじゅうのようなものが、ススキの葉にちょこんと乗っています。
茶色い皮の下にはあんこがたっぷり詰まっていそうな…。(お昼時で空腹の私は、ついそんな風に思ってしまいました。)

観察しているうちに、これはきっと以前ブログで紹介した宇宙人のように見える「オオトリノフンダマシ」のなかまだ!と気がつき、再び背中の模様がなにかの生きものの顔に見えてきました。
P8172306
センターに戻って、他レンジャーに写真を見てもらうと、「ゴリラみたいな顔ですね!」との感想がありました。なるほど。たしかにゴリラの顔に見えます。
シロオビトリノフンダマシ - コピー
図鑑で調べると、予想通りトリノフンダマシのなかまの「シロオビトリノフンダマシ」のメスだとわかりました。
本来、名前のとおり体に白帯の模様が目立つ種類ですが、見つけた個体は全身がほぼ茶色一色で、その特徴が目立ちません。
色彩変異で全身黒いタイプもいるようですが、ちょうど中間くらいの変異なのでしょうか。

記録をさかのぼってみると、観察の森で見られているトリノフンダマシのなかまは、この「シロオビトリノフンダマシ」と「オオトリノフンダマシ」の2種類のようでした。
P8172295
P8172188
もしかしたら他にも潜んでいるのかも…。この2種類以外にも、ぜひお目にかかりたいです!


文・写真・イラスト:かない

自然観察センターの新型コロナウイルス感染予防対策について
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ヘイケボタルの湿地を歩いていると、何やら「視線」のようなものを感じました。
周囲を探すと、「視線」の主をみつけました。
IMG_6968
この生きものは「オオトリノフンダマシ」のメス。クモのなかまです。
指先で軽くさわると、しまっていた脚が現れました。
IMG_6970
こうなるとだいぶクモらしく見えますね。

このオオトリノフンダマシ、体にある模様が宇宙人の顔のように見ませんか?
…栗の実のような形の頭に、ギョロっと飛び出した大きな目がふたつ。飛び出した目が重たいのか、まぶたは腫れぼったく、額にはシワが深く刻まれている…
少し不気味に感じます。
オオトリノフンダマシ人イラスト
もうひとつ、不気味さを裏付ける特徴があります。こちらをご覧ください。
オオトリノフンダマシ卵のう161211ごろすけ館前掛下03
正体不明のUFO…ではなく、オオトリノフンダマシの卵のうです。
8月~9月ごろの産卵時期から冬にかけて観察でき、図鑑では「干からびたレモンのような形」と表現されています。丸いクッションのような一般的なクモの卵のうとは違う、少しおどろおどろしい見た目です。

「こんなクモがいたら怖い!」と感じるかたもいるかと思いますが、体の大きさは10㎜程度。とても小さく、よくよく見なければ見落としてしまいます。
夕方から夜にかけて活動し、昼間はススキの葉の裏などにじっとくっついています。園路沿いでみつけることもしばしば。この宇宙人に遭遇したいかたは、ぜひ探してみてください。


文・イラスト:かない 写真:かない かけした


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自然観察センターの新型コロナウイルス感染予防対策について
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視聴できる方は動画でどうぞ!



汗ばむような日差しの日になりました。
ウグイスの道_生体園20210525okubo75

森の木漏れ日のなかに、
ピカピカと、クモの巣を発見。
円形にきれいに整った巣です。
ゴミグモ巣20210525生態園okubo1_s

が、ここの住人、
この通りゴミをため込むので有名です。
ゴミグモ20210525生態園okubo3_s
その名も「ゴミグモ」。

ちょっと突いて出てきてもらいました。
ゴミグモ20210525生態園okubo2._sJPG

ぎゅっと前に足をそろえています。
ゴミに紛れる模様は意外と複雑できれい。

ため込んでいるゴミは
抜け殻や食べ残しなのだそう。
身を隠すためのゴミ屋敷なのです。

文・写真 かなちん

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こんにちは! 4月から横浜自然観察の森で働き始めました、あらごんです。
ブログも定期的に更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。

雨上がりのある朝、いつものようにバス停からセンターに続く石段を上っていると、地面で何やらモゾモゾ動いている生きものがいました。
かがんでみると、2匹のミミズが絡み合って… あれ、片方はミミズじゃないような。
良く見てみると、頭部がつぶれたように扁平になっていて、どうやらコウガイビルの仲間のようです。

s-20210508_ブログ用1
どういう状況?

胴体をミミズにぐるぐると巻き付けています。ヘビのように獲物を締め殺してから食べるのでしょうか。
気になって調べてみると、コウガイビルは胴中央に肛門を兼用する口があって、好物のミミズやナメクジの肉を消化しながら飲み込むのだそうです。

s-20210508_ブログ用2
食事中のオオミスジコウガイビル。1m近くの大きさに成長するものも。

この種類は文献によると、背中の三本線が特徴的な「オオミスジコウガイビル」という中国原産の外来種で、1960年代から東京近郊で目撃が増えているそうです。
からだの仕組みも、日本に侵入してきた背景も複雑で、なかなか簡単には解きほぐせない未知の世界が足下にも広がっているんだなぁ…と感慨深げにスタートした一日でした。

文・写真 あらごん

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