横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

カテゴリ: 鳥のお話

青空が広がる気持のよい秋晴れです。

ピクニック広場を通りぬけていると、「ギチギチギチ…ギョンギョン」と繰り返すモズの高鳴き。

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どこだ?どこだ?

大きな声は森の中に広く響き渡ります。


そのまま、アキアカネの丘方向へ進むと・・・

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いた、木のてっぺん。

メスのモズでした。この秋、アキアカネの丘とその周辺に陣取り、元気よく鳴いている子です。


行動範囲まで知って…まるで知り合いのよう?


実はモズは、秋から冬かけて「なわばり」を決め、

そこで過ごします。


続けて観察していると、「あ、いつものモズだな」と
だんだん行動圏が予想できます。

観察センターでは、この時期になるとモズの目撃情報を

地図に記録し、どこになわばりができるか?

園内に何羽くらいいるか?を調べ、環境の変化を知る指標の一つとしています。
ちょっとした観察情報の積み重ねが、森を守ることにもつながっていきます。

モズを見かけたらぜひ日時や場所をお知らせください。


文・写真:かなちん

こちらもお読みください。
引き続き感染防止対策にご協力ください。



風は冷えていますがぽかぽかと暖かさを感じる日が増えてきましたね。
先日、巡回中に興味深い場面に出くわしました。

ミズキの谷の池の観察小屋の窓をのぞくと、マガモのオスとメスがいました。
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水に浮かびながら、おたがい首を上下するような動きをしていました。
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たまにオスとメスがシンクロして首を傾けているときもあります。
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観察していた時はピンとこなかったのですが、この動きは求愛行動のようです。
首を上下する動きのタイミングが悪かったり、メスが合わせてこなかったり、一方だけがその動きをしている場合は「相性が悪かった」ということになり、カップル成立にならないそうです。
なるほど…。
本来の成功パターンでは、おたがいが向かい合って首を上下するようで、写真のように同じ向きに首を傾けてしまうのは相性が良くないそう。
この2羽の未来を勝手に案じてしまいました。

その一方、同じ池の少し離れた場所では、マガモのメス2羽がのんびりお昼寝をしていました。
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なかまの動向が気になったりはしないのでしょうか…?

園内ではウグイスをはじめ鳥たちが、さえずり(繁殖期にオスがメスにアピールしたり、なわばり宣言する鳴き声)をさかんに披露したり、カラスの求愛給餌(オスがメスに食べものをプレゼントする)が見られたりと、鳥たちの恋の季節が到来しています。
この季節、外をゆっくりお散歩していると、生きものの普段とは違った様子が見られるかもしれませんよ。


文・写真:かない

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先日、ピクニック広場を歩いていたら道にカマキリの卵が転がっているのを見つけました。
 転がるカマキリの卵
シジュウカラにでも食べられたのでしょうか?
卵には穴が開いていて中身は空になっていました。

後日、生態園を歩いていたら枝をしきりに突く
ハシブトガラスを見つけました。
 枝を突くカラス
何を突いているのでしょうか?葉っぱでよく見えません。しばらくしてハシブトガラスが枝から近くの切り株に飛び移ると、その足にはなんとカマキリの卵が!
 卵を食べるカラス
ハシブトガラスはまた卵を突いてから口に咥えて
どこかへ去っていきました。先ほどまで突いていた枝を見ると、卵が付いていた跡が残っていました。
 枝に残った卵の跡
小さなシジュウカラでは卵を枝から引きはがすのは
難しいでしょうし、先日見つけた卵もハシブトガラスが食べた後だったのかもしれませんね。

文・写真:アーリン

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森の中では葉っぱが落ち見通しがよくなったため、バードウォッチングには最適な時期です。
見通しが良いとついつい枝先や木の上に注目してしまいますが、地面やその近くでも様々な鳥たちが活動しています。今回は少し目線を下げて歩いてみましょう。

少し暗い林の中、ガサガサと落葉をかき分ける音がします。「チッ、チッ」小さい声の主はアオジです。
落ちている種子などを探しているのでしょうか。
アオジはこの季節よく道の脇に出てきます。
アオジが食べているものが気になる方はこちらもご覧ください。
〈2021/12/12アオジの食べているものは・・・?〉 s-IMG_9601

お次は草地です。スズメくらいの大きさの鳥が数羽地面をついばんでいます。「チチチッ」アオジとはまた違う声と茶色のお腹。ホオジロです。オスとメスが一生懸命何かを探しています。 s-IMG_9630
少し近づくと茂みの中に入ってしまいました。
距離を保って観察するのが大切なようです。

明るい雑木林の中、ハシボソガラスが地面を見ながら歩いています。何かいいものは見つかりましたか?
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すると突然、頭上から「ガァーガァー」という大きな声がしました。もう一羽が木の上で頭を上下に振りながら鳴いています。私に警戒しているのでしょうか。
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園内では見られることの少ないハシボソガラス。
センターに戻って過去の目撃記録を調べてみると、例年2、3月から7月にかけて見られる傾向にありました。
地面にもミミズや昆虫、植物の種子など鳥たちの食べものになるものがあります。
今回は見つけることができませんでしたが、シロハラやクロジなども地面近くで活動しています。
ぜひ耳を澄ませたり立ち止まったりしながら、目線を下ろして探してみてください。


文・写真:ロビン


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10月から12月末まで行われた「聞きなしコンテスト」の結果発表です。
「聞きなしコンテストってなに…?」という方はこちらをまずご覧ください。
あなたのオリジナル聞きなしは?

今回のお題はモズです。モズは高鳴きといって秋になわばりをアピールするために、「キィーキィー」、「キチキチキチ」、「ジュンジュン、ギュンギュン」などと聞こえる甲高い声で鳴きます。
この鳴き声、なかなかフレーズを連想しにくくレンジャーは作例に大苦戦してしまいました。
せっかくなので、紹介します。
●ここもどこもとおりゃんせ 
●キャーステキ♡♡グ・グ・グッジョブ!!!
●ケチケチケチケチッ ケチだよ‼
●ヤーダーよー いやややや!!
いかがでしょうか?作る苦しさが伝わってくるような気がします…

不安いっぱいの中で応募をはじめましたが、終わってみると49件と多くの方が挑戦してくださいました。
では力作の数々をご紹介します!

・だ・だ・だからさぁー ねーねーねーねーね~(ヤスエ さん作)
・ケケケケケ ケケケケケ カエルゲット ケケケケケ(高橋恵子 さん作)
・な、なに?なににににににに なに?だからなにピピピ(ほの さん作)
・あたたまる はーあつい(ゆうさま さん作)
・むずかしい~むずかしい~ むずむず も…わからん!(Mu さん作)
・キャキャキャキャ ハハハアハアハハハ キャキャキャキャ(バナナ さん作)
・モー モーイ モーモーイ(keRosu さん作)
・ねーねーねーねーおーいおーいきこえないの?!!おこるよ!いやおこってるよ‼(♯ななこ さん作)
・コンニチワ コンバンワ さよなら(颯亮 さん作)


同じ音が何回か続く聞きなしが多いように思います。
攻撃的なものから、楽しげなものまで、よくこんなにバリエーションが出るなあ。

レンジャー一同が選んだ「優秀賞」はこちら!
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おかしをね 食べたいよね クッキキークッキキーキキ―(のり さん作)
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「たしかにそういう風に聞こえるかも」という絶妙なバランスの言葉のチョイス、エピソードを感じ取れるようなききなしに感服いたしました!!
みなさんは面白いと感じるものはありましたか?

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さて、次回の聞きなしコンテスのお題の鳥は「ヒヨドリ」です。3月末までの応募になります。
ヒヨドリ140328掛下03
身近な鳥ですので、声に聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか。
お家の周りや森の中でどんな風に聞こえるか意識して聞くとアイデアが浮かぶかもしれません。
来館の際はぜひご参加ください。力作おまちしております。
※「聞きなしコンテスト」は、CD「鳴き声ガイド 日本の野鳥」の著者の協力を得て開催しています。

文:かない

こちらもお読みください。
引き続き感染防止対策にご協力ください。

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