横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

カテゴリ: 昆虫のお話

先日、昆虫の先生と一緒に園内を歩く機会がありました。
昆虫といってもおもな対象は、いつもならほとんど見過ごしてしまいそうな小さな虫だったり上手に隠れている虫たちです。

枝葉をじっくり眺め、葉の裏にも目を凝らし、飛んでいる虫も飛び方でハエやカと違うことを見分けます。
種名までは解らないのですが、見かけた虫をいくつか紹介します。
chiisanamusi
(左上)ハチの仲間     (右上)ハムシの仲間
(左中)ヒメクロオトシブミ (右中)ミノムシの仲間
(左下)カミキリの仲間   (右下)クサカゲロウの仲間

鳥やチョウなど普段の自分の視点がいかに見つけやすい対象ばかりにいっていたかに気づかされるとともに、観察の森のにぎわいのある森の奥深さも改めて実感しました。

文・写真/かけした

こちらもお読みください
自然観察センターの新型コロナウイルス感染予防対策について
引き続き感染防対策にもご協力ください。

ある日の午後、ヘイケボタルの湿地でジャコウアゲハが羽化をしていました。
 羽化初日

黄色や橙色の斑点が並ぶ真っ黒な羽がキレイです。
羽にはまだ皺があり、乾かしているようです。
元気に飛び立ってね、と心の中で声をかけてその日は
その場を後にしました。

次の日の朝10時ごろ、ボランティアさんに
ヘイケボタルの湿地でジャコウアゲハが羽化している
ことを教えて頂き、まさか昨日のチョウかな?と思い
見に行くと、まさしく昨日と同じチョウでした。
 二日目待機

昨日僕が見たのが16時ごろなので、だいたい18時間は
いたことになります。
この頃は4月にしては寒かったので、飛び立つ気持ちが
なかなか上がらなかったのかもしれません。

羽は乾いたように見えます。広げていると
ステンドグラスのような模様が見事で、閉じている時
とはまた印象が違います。

午後に様子を見に行くといなくなっていました。
 飛び立ち後

園内を歩くとひらひらと飛ぶジャコウアゲハを見かけ
ます。
あのジャコウアゲハも元気に飛んでいるといいですね!

文・写真:アーリン

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ノギクの広場に行く途中、スズメウリの葉の上に奇妙なものを見つけました。
トゲトゲの俵型の虫?です。
トホシテントウ1
なんだこれ… 
毒々しい色合いや、独特の枝分かれしたトゲトゲはルリタテハの幼虫に似ています。
だけどこれはルリタテハよりもっと小さい虫だなぁ…
ルリタテハの幼虫
虫の下にある葉には、レース編みのような食べ痕があります。
食べきって穴をあけず、肉厚なとこだけ削ぎ取るような葉の食べ方は見覚えがあるような…
トホシテントウ2
そしてウリ科のスズメウリを食べている…

色々と考えを巡らせているうちに、ある虫にたどり着きました。
「これは、以前名前がわからず悔しい思いをしたあの虫なのでは??」


急いでセンターへ戻り調べてみると、思い浮かべていた虫で正解でした!
正体は「トホシテントウの幼虫」。
6月にブログで紹介したテントウムシの幼虫のすがたでした。
P6125111
どうやらトゲトゲ幼虫のすがたで冬を越すのがほとんどのようです。

1年を通して、成虫だけでなくびっくりな見た目の幼虫まで見ることが出来て、さらにトホシテントウに親しみがわきました。


文・写真:かない


こちらもお読みください。
観察センター再開について

オオカマキリの産卵シーンに出会いました。
s-IMG_9354産卵
まだ卵は真っ白で柔らかそうです。
オオカマキリや卵を見かけることはよくありますが、
産卵シーンにはなかなか出会えません。
せっかくなので動画に収めてみました。


お腹の先を起用に、そして複雑に動かして産卵していました。
ソフトクリームを逆につくるように、ゆくりと巻きながら、上から下へ卵が出来あがっていきます。

出来上がった卵はこちら(数日後に撮影)。
s-IMG_9366オオカマキリの卵上から
よく見かける茶色になっていました。
逆ソフトクリーム型になっていないのかと、下から見ると、
s-IMG_9372カマキリの卵下から
ソフトクリームの先のように、渦を巻いてとんがってはいないようです(笑)。
普段、上から見ることが多いので気づかなかったのですが、下から見るといくつかの層になっているように見えます。
下から見るなんて、あまり経験ないですね。

春になると、この下側のまん中から、オオカマキリの子どもが生まれてくるのかなぁと思いましたが、子どもが生まれて出てくるのは、卵の下からでも上からでもなく、なんと横からなのです。
s-IMG_9366オオカマキリの卵生まれるところ_LI
赤線で囲った、少し盛り上がった部分から生まれてきます。
ひとつの卵から約200匹も生まれてくるそうです。


文・写真・動画 nuka

こちらもお読みください。




おや、これは!と気づいて、
顔をぐっと近づけて見ています。

お~!
オナガアゲハ蛹20201028長倉口

ほぅ~!
オナガアゲハ蛹20201028長倉口 (6) - コピー

近づけば近づくほど流木のような見事な木目。
うなってしまいます。

すこし引いて見てみます。
糸でぶら下がった、弓なりの形、
どこか見覚えがあるでしょうか。
オナガアゲハ蛹20201028長倉口 (6)


これはアゲハの仲間の蛹、
頭のほうがウサギの耳のような
おもしろい蛹の、オナガアゲハです。


園路沿いの柵の、こんなところに
ぶら下がっていました。
幼虫の食べもののコクサギの木からはやや離れています。
がんばって歩いてきたね。
オナガアゲハ蛹20201028長倉口 (1)
どうもこのまま冬を乗り切るつもりのようです。

「私は枯れ木ですから、
ただの切れっ端ですから~。
虫なんかじゃありませんから~。」

さあ、なりすましの結果はどうなるでしょうか。

文・写真 かなちん

オナガアゲハのチョウの姿はこちら
オナガアゲハ150708センター前掛下03.jp
写真 かけした

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