横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

カテゴリ: 植物のお話

先日、ウグイスの道を歩いていた時のことです。
低くて細い木の枝に小さなピンクの花が咲いているのを見つけました。
 ウグイスカグラピンク

春を感じる華やかな色に春の訪れを感じました。
先輩レンジャーに聞いたところ、
ウグイスカグラの花ということが分かりました。

さらに行くと白っぽいウグイスカグラも見つけました。
 ウグイスカグラ白単

白い花を咲かせるシロバナウグイスカグラという種もあるようですが、この花はピンクも混じっているので違うようです。
しかし何故名前にウグイスが入っているのでしょうか?一説によると、ウグイスが鳴くころに花が咲くという話もあります。実際に気温が上がった昨日今日はウグイスのさえずりが聞こえてきました。
 ウグイスカグラ白2

これからまた寒くなる日もあります。皆さんも暖かい恰好をして身近なところで春の訪れを探してみませんか?

文・写真:アーリン


こちらもお読みください
観察センター再開について
引き続き感染防対策にもご協力ください。

今回はこの森の生きものたちが暮らしやすい環境を整える、管理作業の一部を紹介したいと思います。
s-P2129028
Aレンジャーが刈払い機を持っています。今日は草刈をおこなうようです。
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ここは湿った草地。
ここには、明るい湿った環境を好む植物が生育しています。草刈をすることにより明るい草地を保つことができるのです。
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1時間半後、草刈が終了しました。どうでしょう?
わかりにくいかもしれませんが、じつは、地面から10cmほど草丈を残して刈っています。
植物の中にはロゼット(風や乾燥から耐えるために、茎を立ち上げず、地面に葉を放射状に伏せている状態)で冬を越す種類がいるため、こうすることで、それら植物の芽を傷つけずにすむのです。
この様に観察の森ではその環境にくらす生きものに合わせて、時期や方法を工夫しながら管理作業をおこなっています。


文・写真:ロビン

こちらもお読みください。
観察センター再開について

森は久しぶりの雨になりました。
カラカラした地面が一気に潤っています。

ただ、ただ、とっても冷たい雨です。

IMG_4978

ぜひ散策に来てください、とは
言い難いお天気ですが、
それでも、ちょっぴり心動かされる
光景はあるものです。

センターから湿地に向かう道(上の写真)の、左側。
サクラの木の下に、
水玉をたっぷり付けた低木があります。

IMG_4974

オニシバリ(鬼縛り)…という、
ちょっと怖い名前の木。

しっとり、すべすべの葉は、
雨のたびに、こんな綺麗な水玉を葉上につくります。

IMG_4973

そして、じつは、年が明けて一番乗りで、
花を咲かせる木でもあります。

IMG_4975

寒さの中に、もう花を楽しめる季節が
やってきたのですね。


文・写真/かなちん

先日、クヌギの林を歩いていた時のこと、
若いクヌギの枝に何やら見慣れぬ物がついているのを
見つけました。
 群生するクヌギエダイガフシ

長い棘のような鱗片に覆われているのを見て
最初はクヌギの実の赤ちゃんなのかと思いましたが、
どうも様子が違います。
 クヌギエダイガフシの塊

クヌギの実と比べるとやたら群生していて、
その姿はまるでイソギンチャクのよう、
鱗片の表面には産毛のような軟毛が生えています。
 若いクヌギの実
若いクヌギの実

気になって調べたところ、虫こぶ図鑑*に
これとそっくりな虫こぶを見つけました。
名前はクヌギエダイガフシ。
クヌギエダイガタマバチが若いクヌギの枝に卵を
産みつけることで形成されるそうです。
幼虫が過ごしやすいように植物を作り変える力に
感心しました。
群生している姿は少し不気味に感じますが、
花が咲いているようにも見え、
小さなものはフサフサしていて可愛らしいです。
 ふさふさクヌギエダイガフシ

若いクヌギの枝を見つけたらイソギンチャクが
付いていないか是非探してみてください。

*薄葉重(2003)「虫こぶハンドブック」文一総合出版



文・写真:アーリン

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前回に引き続き、落とし物の話題です。

森を歩いていると、ドングリ(スダジイの実)がたくさん落ちています。
s-IMGP0056落ちてるどんぐり
まだ袋状の皮に包まれていたり、緑色だったりするのに、もう落ちている?
s-IMGP0057若いどんぐり

ちょうどその時、木の上からドングリが落ちてきました。見上げてみると、
タイワンリス141220掛下10
犯人はタイワンリスのようです。

落とされたドングリをよく見てみると、
s-IMGP0068かじられた
s-IMGP0066かじりたて
どれもドングリの先端だけありません。
どうやら先端だけかじっているようです。
おそらく、食べやすく、おいしいところや栄養のあるところだけ食べているのでしょう。

スダジイの実は2年かけて大きくなるので、
まだ半分以上残っているのに捨てられてしまうなんて、
なんだかもったいない気持ちになってしまいました。


文:nuka
写真:nuka、かけした


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