横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2022年10月

秋が深まる中、草地のあちらこちらで黄色の花が目立ちはじめています。 s-セイタカアワダチソウ20131013ピクニック広場3yk
この黄色の花は北米原産の外来植物セイタカアワダチソウです。
ススキなどの在来植物と競合、駆逐し分布を広げていきます。タネだけでなく、地中にも茎を伸ばして増えていくので根っこから抜き取らなければなりません。
自然観察の森では、在来種が暮らせる草地を維持してくため、セイタカアワダチソウの駆除を行っています。

今回、その活動の一端をキオクシアシステムズ株式会社の皆さんにご尽力いただきました。
同社は2014年からこの森の保全活動にご協力いただいています。 s-IMG_1162
(セイタカアワダチソウを駆除している様子)
今年度の作業場所はチガヤなどが多く生えるアキアカネの丘・下で、バッタやノウサギなどが観察されている場所です。
草地の外周部を囲むように生えるセイタカアワダチソウを総勢26名でどんどん抜いていきます。
 s-IMG_11662
大きいものは成人男性の身長をはるかに超えるほど。

およそ1時間抜き続けて・・・
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(抜いたセイタカアワダチソウの前で記念撮影)
なんと山盛りに。2,000本以上はありそうです。
小さい株まで目を凝らして抜いていただいたおかげで草地から黄色い花が無くなりました。皆さん達成感で溢れているご様子。
 s-IMG_1180
最後に活動の記念として社名入りの杭を立てました。

新入社員の皆さんが協力して打ち込んでいました。
(※杭は、友の会雑木林ファンクラブに園内で発生した材を使って作っていただきました)

このように企業の皆さんにもご協力いただきながら「いきもののにぎわいのある森づくり」を行なっています。
ご協力いただいたキオクシアシステムズ株式会社の皆さん、ありがとうございました。


文・写真:ロビン

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引き続き感染防止対策にご協力ください。

青空が広がる気持のよい秋晴れです。

ピクニック広場を通りぬけていると、「ギチギチギチ…ギョンギョン」と繰り返すモズの高鳴き。

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どこだ?どこだ?

大きな声は森の中に広く響き渡ります。


そのまま、アキアカネの丘方向へ進むと・・・

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いた、木のてっぺん。

メスのモズでした。この秋、アキアカネの丘とその周辺に陣取り、元気よく鳴いている子です。


行動範囲まで知って…まるで知り合いのよう?


実はモズは、秋から冬かけて「なわばり」を決め、

そこで過ごします。


続けて観察していると、「あ、いつものモズだな」と
だんだん行動圏が予想できます。

観察センターでは、この時期になるとモズの目撃情報を

地図に記録し、どこになわばりができるか?

園内に何羽くらいいるか?を調べ、環境の変化を知る指標の一つとしています。
ちょっとした観察情報の積み重ねが、森を守ることにもつながっていきます。

モズを見かけたらぜひ日時や場所をお知らせください。


文・写真:かなちん

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クヌギの林での作業中、目の前にクモの巣が!
危うく顔に張りつくところでした。
巣の中心には黄と黒と赤の大きなクモがいます。どうやらジョロウグモの巣のようです。
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よく見るとなにかを糸でぐるぐる巻きにしています。 s-IMG202210121049032
チョウの仲間のルリタテハです。
調べてみるとジョロウグモは獲物がかかると、まず噛みついてから糸でぐるぐる巻きにして食べることが多いそうです。
今の時期、園内のいたるところで見ることができるこのクモ。他の巣ではどんな獲物がかかっているのでしょうか。探してみましょう。
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(アブラゼミ)
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(ウスバキトンボ)
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(ホウジャクの仲間)
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(ガの仲間?)

ほんの数十分でしたが、ジョロウグモの食卓事情を垣間見ることができました。
獲物がかかっていた巣はひらけた林の中や園路沿いにあったため、場所によって獲物のかかりやすさが違うのかもしれません。

皆さんも観察される際は、クモだけでなくかかっている獲物や周りの様子にも目を向けてみてください。
道を横断している巣もあるので歩かれる際はどうぞお気をつけて。

文・写真:ロビン

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10月第一日曜日、久しぶりに晴れた週末。
ボランティアグループ友の会で活動する
「ハンミョウの会」は、毎月ガイドツアーを実施し
ています。
この日も16人のお客様をお迎えし、秋の森をご案内
しました。
参加者には子どもたちもちらほら。3歳の男の子も
帽子をかぶって歩く準備も万全。
またアメリカから来日したばかりのご家族の姿もあ
りました。
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ボランティアさんは小さい人にもわかりやすいよう
に、ゆっくりと楽しく解説していました。そして外
国の方には英語で丁寧にご説明し、楽しんでいただ
けたようでした。
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みんなで観察した生き物はバッタ、クモ、チカラシバ
などなど。
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次回は11月6日日曜日。秋の深まった森でどんな
生き物が現れるでしょうか?
イベントの詳細は↓をご覧ください。
横浜自然観察の森 (sakura.ne.jp)
文・写真:チョコ クモ写真:センター

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生態園で私の前を歩いていた愛犬と散歩中のお客さまが「ハチがいる!」と立ち止まられました。
見るとキイロスズメバチが地面すれすれを飛んでいました。
一緒になってしばらく様子を見ていると、大きなガの幼虫がトレイルの真ん中で死んでおり、それを巣で待つ幼虫のために肉団子にしようとしているところでした。
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団子を作るのに夢中になりはじめたハチは、私たちのことをほとんど気にせずにいます。

団子を作り終えるには10分くらい待たなくてはなりません。散歩中のワンちゃんもさすがに待っていることができなくなってしまいます。
そこで、飼い主さんにワンちゃんを抱き上げてもらい、ハチを刺激しないようにそっと横を通り抜けていただきました。
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このようにスズメバチは地面にいることもあるので、愛犬と森を歩かれる際は、ワンちゃんの足元にも注意しながら歩いてください。

キイロスズメバチが去った後にはクロスズメバチが来ていました。
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先月のブログでもご案内しましたが、観察センターでは10月29日(土)にハチをテーマにした「森の生きもの講演会」を企画しています。
この機会にハチの興味深い生態を学んでみませんか。
詳しくはこちらへ。

文・写真/かけした

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