横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2022年08月

湿地に向かって歩いていると、
左の視界に何か絡むジョロウグモの巣が見えました。

どんな獲物がかかったのかな?
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・・・いやいや、クモが2匹いるぞ。

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よく見ると上のクモは白くカサカサ。
下のクモはぶらんと、足を伸ばしています。

どうやら脱皮をしたばかりのようです。
まるで分身の術。

さらに見ていると、
赤茶色の小さなクモが近寄ってきました。

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ジョロウグモのオスのようです。

うかつに近寄ると、メスに食べられてしまうので、
動きの鈍い脱皮直後に、
交尾を求めると聞いたことがあります。

でも、行ったり来たりでなかなか
接近しきれません。

もたもたしてるとメスが動き出すよ~。


文・写真 かなちん

いつもの出勤のとおりバスを降り、霊園口の階段を黙々と登っていました。
マスクをつけているのですぐに息が上がり、階段の終わりがあと少しというところで暑さや荒い呼吸などに耐えかねて足が止まってしまいました。
ふと登ってきた階段をふりかえってみると…。
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青々とした緑の中に小さな白い雲がたくさん浮いているような不思議な光景が目に留まりました。
白い雲のように見えているのは、今この森でたくさん咲いている「クサギ」の花です。
枝先や上の方の葉っぱ同士がくっついている茎とまたになった部分から複数の花がまとまって咲くのです。
1つ1つの花は白く、その下のがくは淡くピンクや紫色で可愛らしく、この花の近くを通るとマスク越しでもとても甘いいい香りも漂ってきて、とても気品を感じさせます。

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うっとりする芳香をもつクサギの花ですが、この木の和名は「臭木」。
枝や葉っぱをちぎると強い臭気があることに由来しています。
葉っぱをもんで匂いをかいでみると…たしかに青臭いような独特な匂いがあります。
人によってはピーナッツバターのような匂いと感じるようです。
この花の芳香よりも特徴的な葉っぱの匂いに引っ張られ、そこから名前がついてしまったことは可哀そうですが、印象に残ってしまうのも頷ける…。

花のピークは少し過ぎていますが、この時期だけのギャップはまだ楽しんでいただけると思います。
香しいクサギをぜひ。

※園内では、生きものを傷つけたり、採集することは禁止です。その場で傷つけずに観察をしましょう。

文・写真:まつもい


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引き続き感染防止対策にご協力ください。

毎年夏、当施設では実習生を受け入れています。
長ければ10日間一緒に仕事をし、自然を守る
仕事とはどのようなものか、理解していただく
ことがねらいです。
今夏はなんと4人もの学生から受け入れ希望があり
ました。うれしいかぎりです。
夜の生き物観察会のお手伝い、水辺の生き物や
鳴く虫の調査、外来植物の除去、館内展示の作成
のお手伝い等に取り組んでもらいました。
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・短いけれど濃い時間でした
・夜の生き物観察は初めてで驚くことばかりでした
・生き物を調べる、ということの意味がわかりました
・戦略的に運営を行っていることを知り、意外でした
・様々な分野の人と関わりながら仕事をしている
 ことがわかりました
・職員は皆やさしい。きっと自然を相手にしているから。

最後の感想をお聞きした時は少々恥ずかしくなって
しまいました・・・やさしい?いやいや・・・
実習生を受け入れるこの期間、私たちも彼らから
多くを学びます。今回も改めて自分たちの仕事につい
て考えどう説明したら理解できるか、全体を見直す機会
となりました。
この先、社会人になっていつの日か観察の森
を思い出して来園されること、願っています。

文・写真 チョコ

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立秋を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いてますね。

観察センターでは兼ねてから利用者様よりご要望を頂いていた飲料の自動販売機を導入しました。

これまでは、観察センターからさらに10分ほど歩いた上郷・森の家をご案内していました。この暑さの中、すでに喉の渇いた状況でのご案内にスタッフは毎度心苦しい気持ちでいました。
また、水道設備の不具合により、水道水がしばらく飲料水としてご提供できないことも導入への大きなきっかけとなりました。

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ラッピングは観察の森の生きものたちの写真です。
夜間も照明はつかないようにしているため虫たちを集めてしまうこともありません。

近年の猛暑は人命にも関わりかねない状況で熱中症対策は不可欠です。一方で自然環境の大切さを学ぶ施設としては、プラスチック削減の時代に逆行することにもなる、という葛藤もありました。

そこで皆さんにお願いです。飲み終わった空き缶、ペットボトルは森の中に捨てたりせず、専用のごみ箱をお使いください。また、園内には他のゴミを捨てられるゴミ箱は設置していないため、お持ち帰りいただきますようご協力お願いします。

※暑い中で甘い飲みものはとてもおいしいのですが、森の中で飲む際は“ハチ”が寄ってくる可能性もあるのでご注意ください。

文・写真/かけした

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初めてのブログ作成のため、話題探しに森を巡回していると、ミズキの11番付近の柵の上に大きさ5㎝ぐらいの小さい鮮やかな緑色の物体がありました。

バッタ
思わずカメラを向けると、それは……………バッタでした!
調べてみるとイナゴに近い種でフキバッタの仲間。まだ小さく幼虫のように見えますがこれで成虫なのです。
バッタ2

バッタ3

よく観察してみると背中に小さな茶色い羽が生えているのがわかります。
フキバッタの仲間のほとんどの種は、このように羽が小さいため成虫になっても飛ぶことができないのです。
そのほか、このフキバッタの体色だけでもいろいろな緑や赤色などがあり、とてもカラフルです!
 
 今は夏本番。

横浜自然観察の森の草が生えているところに足を踏み入れるとバッタたちがジャンプします。一匹一匹じっくりと観察してみるのもいいかもしれませんね。

文・写真:キタムー



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