横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2022年03月

三寒四温。この言葉が身に染みるほど昨日は
寒い一日でした。しかし春はゆっくりと進んで
います。ようやくサクラが見頃となってまいり
ました。尾根の色が白、薄いピンクに色づいて
きはじめました。
ソメイヨシノ
お散歩にいらっしゃった際は、ぜひ自然観察
センターへお立ち寄りください。現在館内では
友の会カワセミファンクラブによる「定例写真展」
を開催中。野鳥、昆虫の選りすぐりの作品をご覧
いただけます。
またセンター入り口では、
友の会作成「ちいさなしぜんかんさつマップ」を配布中。センター入り口

マップ拡大
友の会HPからもダウンロードできます。
小さな花々、鳥のさえずり、そしておたまじゃくし
に会いに出かけて、おもいきり春を感じてください。
ヒメオドリコソウ
文・写真:チョコ
こちらもお読みください。
引き続き感染防止対策にご協力ください。

セルフガイドシート「タンポポの道 春」をリニューアルしました! P3265260_re
この道の春の観察ポイントがぎゅっとつめこまれています!
観察センターで黄色のセルフガイドシートを手に入れて…さあ、タンポポの道を歩こう!

~観察ポイントの一部をご紹介!~

タンポポの道7【トンボ池】
池をのぞいてみよう。なにか生きものがいた?〇をつけよう。
 20220325131738 (1)_タンポポの道7
春のトンボ池では、池の周りや水の中でカエル、オタマジャクシやトンボが見られるかも!
池に近づいてみると…!

この池には、2~3月ごろにヤマアカガエルが産卵に来ます。
今、池で見られる丸くまとまった卵かいやオタマジャクシは、このヤマアカガエルのものです。

ピクニック広場【森の音楽】
耳をすましてみよう!
森からどんな音が聞こえてくる?鳥の鳴き声が聞こえてくるかも!
 20220325131738 (1)_ピクニック広場
ピクニック広場には少し開けた見晴らしの良い場所があり、その先にはミズキの谷やミズスマシの池あたりの谷筋やコナラの道などの尾根線が広がります。
ぜひその場所で耳を澄ましてみてください。
私が行ったときは、風の音しか聞こえませんでした…が!
谷の上を気持ちよく飛んでいるトビに出会えました。
また、もう少しすると、うす桃のサクラ、うす紫のフジの花ややわらかい新緑の若葉の淡い色彩を楽しんでいただけると思います。
耳だけでなく、目を使ってぜひ観察をしてみてください。

ここまで、セルフガイドシートタンポポの道春の観察ポイントを少しだけご案内してきました。
このほかにも、観察のヒントがたくさん!
暖かい春の陽気の中を、新しいセルフガイドシートを持って、タンポポの道を歩いてみませんか?
 P3255209

文・写真・動画:まつもい

※ガイドは同行しません。
※タンポポの道をまわるのに必要な時間は約45分。9時から15時ごろまでがおすすめです。(観察センターは9時から16時半まで開館。)
※雨が降った際は観察センターで園路状況をご確認ください。
※感染症対策を実施のうえ、お楽しみください。


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ミズスマシの池にカエルが集まっていると聞いたので、
早速現地に向かってみると・・・
s-P3195296
なんとアズマヒキガエルが1...2...3...4...5匹重なり合っています。
よく見るとウシガエルの大きな足も見えます。
おそらく繁殖期であるオスがウシガエルをメスと間違えて抱きついたのでしょう。ウシガエルは無事なのでしょうか。
なんとも異様な光景ですが、個体それぞれの色の違いがよくわかります。黄土色や焦げ茶色などこんなに色が違うんですね。

後日ミズスマシの池を見に行くとあのカエルたちは見当たりませんでしたが、ひも状の卵(アズマヒキガエルの卵)がありました。 s-P3215308
ちゃんとメスを見つけることができたオスがいてよかったです。

この森では出会うことの少ないアズマヒキガエル。
一年の中でも今の時期が出会えるチャンスかもしれません。

※池の中には入らず観察してください。

文・写真:ロビン


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風は冷えていますがぽかぽかと暖かさを感じる日が増えてきましたね。
先日、巡回中に興味深い場面に出くわしました。

ミズキの谷の池の観察小屋の窓をのぞくと、マガモのオスとメスがいました。
IMG_9914
水に浮かびながら、おたがい首を上下するような動きをしていました。
IMG_9916
たまにオスとメスがシンクロして首を傾けているときもあります。
IMG_9912
観察していた時はピンとこなかったのですが、この動きは求愛行動のようです。
首を上下する動きのタイミングが悪かったり、メスが合わせてこなかったり、一方だけがその動きをしている場合は「相性が悪かった」ということになり、カップル成立にならないそうです。
なるほど…。
本来の成功パターンでは、おたがいが向かい合って首を上下するようで、写真のように同じ向きに首を傾けてしまうのは相性が良くないそう。
この2羽の未来を勝手に案じてしまいました。

その一方、同じ池の少し離れた場所では、マガモのメス2羽がのんびりお昼寝をしていました。
IMG_9921
なかまの動向が気になったりはしないのでしょうか…?

園内ではウグイスをはじめ鳥たちが、さえずり(繁殖期にオスがメスにアピールしたり、なわばり宣言する鳴き声)をさかんに披露したり、カラスの求愛給餌(オスがメスに食べものをプレゼントする)が見られたりと、鳥たちの恋の季節が到来しています。
この季節、外をゆっくりお散歩していると、生きものの普段とは違った様子が見られるかもしれませんよ。


文・写真:かない

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3月に入り、日中の気温が10℃を越えるような暖かい日が続いています。
森の中では、産卵のためにヤマアカガエルが水辺に集まってきており、生きものどうしの様々なドラマがくり広げられていることは、前回のブログでご紹介しました。

観察の森では、2002年からボランティアの方々がヤマアカガエルの卵塊らんかい(卵のかたまり)を数える調査を毎年継続しています。
卵を産む場所や数を毎年調べることは、水辺の環境の変化を知る手がかりになり、カエルをはじめ水辺の生きものを守る活動につながります。

2月末、私もボランティアの方々の調査に同行しました。
写真1

3時間ほどかけて園内すべての水辺をまわり、卵を見落とさないように注意深く水面をチェックしていきます。
気温は高くても日陰では氷っている場所もあり、長靴ごしに水の冷たさが伝わってきます。
※許可を受けた方以外の水辺への立入はご遠慮ください。

調査の結果は、自然観察センターの展示コーナーでご紹介しています。
写真2
写真3

2月26日時点では、ヘイケボタルの湿地に173個の卵塊がありました。
今後どこまで数は増えるでしょうか?
皆さんも予想しながら、ぜひ観察の森にいらしてください!

(文・写真:あらごん)

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