こんにちは、まつもいです。
この森に来てから早いもので、あっという間に9ヵ月が経ちました。
四季を通して、この森で生きものとの様々な出会いがありました。
ここ最近では、ヘイケボタルの湿地でとくに印象的な出会いがありました。
年が明けてから雪の降る日もありましたが、気持ちよく晴れる日が続いていました。
ただ、1月下旬から、私たちは毎日天気予報とにらめっこ…雨はいつ降るか…
そして、2月中旬ごろ、待ちに待ったしっかりとした雨が降りました。
お気づきの方もいると思いますが、1月下旬~3月頃、この森のヤマアカガエルは恋の季節を迎えます。
冬としてはあたたかい雨が降る夜に産卵するために水辺へ集まってきます。
ただ、日中や雨上がりでも産卵する姿が見られることがあるそう。
雨上がりの昼間をたびたび狙って、水辺へ近づいてみると、実際に「キョロロロ…」とカエルの大合唱が聞こえてきました。
そこには、お目当てのヤマアカガエルの姿はもちろん。
カエルを食べにきた生きものたちの姿もありました。
急に鳴き声がしーん…としたかと思うと、空から湿地めがけてトビがダイブ!
そして、この森ではめったに出会えないこんな動物まで!
みなさん、おわかりいただけましたか?
そう!なんと、イタチです!
そう!なんと、イタチです!
先日、森に来てくれたタッチ―くん!
仲間のイタチがいましたよ!!!
仲間のイタチがいましたよ!!!
(タッチ―くんについてのブログはこちらから⇒<タッチ―くんがやってきた!>)
レンジャーたちも大興奮でした!
この森では、ヤマアカガエルの卵塊を数える調査をして、カエルやその生息環境に変化がないか把握する取り組みを長年しています。
この取り組みは、カエルだけでなく、カエルをとりまく生きものたちを守ることにもつながります。
今回の出会いから、「生きもののにぎわいのある森」が育まれていることを垣間見ることができました。
冬のこの時期、雨が降った後の暖かい日に散策される際は、ヘイケボタルの湿地など水辺にそーっと近づいてみましょう。
様々な出会いが待っているかもしれません。
(コースのぬかるみ・木道の凍結には、お気をつけて!)
文・写真・動画:まつもい イタチ写真:かけした
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