森の中では葉っぱが落ち見通しがよくなったため、バードウォッチングには最適な時期です。
見通しが良いとついつい枝先や木の上に注目してしまいますが、地面やその近くでも様々な鳥たちが活動しています。今回は少し目線を下げて歩いてみましょう。
少し暗い林の中、ガサガサと落葉をかき分ける音がします。「チッ、チッ」小さい声の主はアオジです。
落ちている種子などを探しているのでしょうか。
アオジはこの季節よく道の脇に出てきます。
少し近づくと茂みの中に入ってしまいました。
距離を保って観察するのが大切なようです。
明るい雑木林の中、ハシボソガラスが地面を見ながら歩いています。何かいいものは見つかりましたか?
すると突然、頭上から「ガァーガァー」という大きな声がしました。もう一羽が木の上で頭を上下に振りながら鳴いています。私に警戒しているのでしょうか。
園内では見られることの少ないハシボソガラス。
センターに戻って過去の目撃記録を調べてみると、例年2、3月から7月にかけて見られる傾向にありました。
地面にもミミズや昆虫、植物の種子など鳥たちの食べものになるものがあります。
今回は見つけることができませんでしたが、シロハラやクロジなども地面近くで活動しています。
ぜひ耳を澄ませたり立ち止まったりしながら、目線を下ろして探してみてください。
ぜひ耳を澄ませたり立ち止まったりしながら、目線を下ろして探してみてください。
文・写真:ロビン
こちらもお読みください。
引き続き感染防止対策にご協力ください。