横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2021年12月

今日はクリスマスイブ。静かな森です。
生態園風景
森の中は鳥の声(今日はモズ、コゲラ、コジュケイ、
アオジなど)、やぶの中をがさがさ探し回る
タイワンリスの音しか聞こえません。
団体のお客様も最終日の1組様を残すのみとなりました。
本日スタッフは年を越す準備に追われています。
センター内の大掃除や園内パトロールやら・・・
雑木林ファンクラブ風景
今年も多くの方と出会うことができました。
どうぞみなさま良いお年をお迎えください。
今年一年大変お世話になりました。
ありがとうございました。
そしてまた来年、みなさまと多くの生きものとの
出会いをわかちあうことができたら、と願って
おります。
スタッフ一同

年末年始の休館のお知らせ
12月27日(月)から1月4日(火)まで休館いたします。
1月5日(水)より通常通り開館いたします。
休館中も園内へは自由に出入りできます。
※日の出から日の入りの時間を目安にご利用ください。
【休館中の緊急連絡先】045-461-0105
(京浜警備保障株式会社SEセンター)
※緊急以外のご連絡に関しては、1月5日(水)以降の、
開館時間内(9:00~16:30)に自然観察センターまで
お願いします。
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文・写真;チョコ

今週半ばごろからようやく冬本番のような寒さが訪れ、早朝は手がかじかむほどです。

こんな日の観察の森ではまだ日の差さない時間帯に氷の神秘的な芸術が見られます。
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広場の草に霜が降りていました。

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モグラが掘り返した柔らかな土には霜柱がたっていました。

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ヘイケボタルの湿地では薄いながらも氷が張りました。
ちなみに今年の初氷は12月15日でした。*

今朝7時ごろの森の気温は-2℃まで下がりました。*
気象庁によると横浜の最低気温が1.1℃だったので、森の方が3℃も低いようです。

観察の森にお越しの際はより暖かい格好でお越しください。

*いつも朝早くに森にいらしているボランティアさんから情報をいただきました。

文・写真/かけした

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朝、センター前で管理作業の準備をしていたら、
すぐ近くの茂みから「チッチッ」と鳴き声が聞こえてきました。
アオジが食べてる
声の主はアオジ。この時期になると園路に降りているのをよく見かけます。
よく見たら何かをついばんでいるようです。
一体何を食べているのでしょうか?
ヒントは秋から冬にかけて草原を歩くと服によくつく
植物です。
ヌスビトハギの実
食べていたものは「ヌスビトハギ」の実でした。
くっつき虫と呼ばれる植物のひとつで、秋に草原で作業
をしていると、いつの間にか服にびっしりとくっついて
いることがあります。
ヌスビトハギの種
実の外側は硬くて食べにくそうですが、中にはこのよう
に白くて美味しそうな種が入っています。
作業する人にとっては困りもののヌスビトハギでも、
アオジにとっては大事な食べ物なんですね。

文・写真:アーリン

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段々と寒さが本格的になり、冬が近づいてきている今日この頃。森の中は、彩りにあふれています。
では早速歩いていきましょう。
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頭上に紅葉した葉を見つけました。
コナラです。
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青い空に赤が映えています。他にも黄色や緑の葉もあります。

目の高さに黄葉したハート型の葉を見つけました。
ヤマノイモです。
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同じヤマノイモ科のカエデドコロも黄葉しています。

足元を探せば草紅葉や落ち葉を見つけることができます。これは紅葉したキンミズヒキです。
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様々な目線で近くのものを見てきましたが、最後に森全体の彩りも見てみましょう。
ピクニック広場の展望台からの景色です。
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落ち葉が増えてくる秋の終盤。
森の彩りを見るなら今が最後のチャンスかもしれません。

文・写真:ロビン

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