横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2021年07月

当施設のボランティアグループ、横浜自然観察の森友の
会には森の絵本づくりの会というグループがあります。
ひとつ、ひとつ、丁寧に手作りで取り組まれています。
テーマを決めたらその対象を調べたり、観察をしたり
話し合ったり。じっくりと時間をかけて、この度完成
した「しずくの森で」ただいま自然観察センター内にて
原画展が8/24まで開催中。
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へビトンボre
みなさまも観察センターにお立ち寄りの際は、ぜひ
ご覧ください。すずやかな気分になりますよ!
友の会のブログでも紹介中!
森でのできごと (livedoor.jp)
文・写真 チョコ


こちらもお読みください
横浜市は現在「まん延防止等重点措置」が適用されています。
引き続き感染防対策にご協力ください。

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ガマズミの未熟の実が目立つようになってきました。
枝先に緑色のやや扁平な形をしたものがいくつもついています。

秋には丸い真っ赤な実に熟します。
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(2015年11月撮影)

ところが別の枝先には毛に覆われた実を見つけました。
フワフワのさわり心地がなんともいえず、いいです。
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じつはこれ、ガマズミミケフシという虫こぶで、ガマズミミケフシタマバエというハエが寄生してこのような形を作らせてしまったものです。

この中でハエの幼虫が成長していくのですが、この先秋ごろにはいったいどんなふうになっていくのでしょうか。

ガマズミの実を見つけたら、ぜひ秋まで観察してみてください。

文・写真/かけした

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自然観察センターの新型コロナウイルス感染予防対策について横浜市は現在「まん延防止等重点措置」が適用されています。
引き続き感染防対策にご協力ください。

ミズキの道を歩いていた時のこと、
ふとススキに目をやると、フクログモの巣が開いているのを見つけました。
 開いていたフクログモの巣
フクログモの仲間はススキを折り曲げて巣を作ることで
知られています。
 フクログモの巣
開いているのは動物の仕業でしょうか?
せっかく開いているので中を覗くと変わった模様のアリ
を見つけました。
*フクログモの仲間には毒がある種もいます。
不用意に開けないようお気を付けください。
 シベリアカタアリ
黒色の頭とお腹、赤みがかった胸部と脚、
お腹にある薄黄色の4つの斑点が目をひきます。
図鑑で調べるとシベリアカタアリであることが分かりました。
名前の通りシベリアにも生息しているようですが、
外来種というわけではなく、ほぼ全国的に見られるようです。

なぜこんなところに集まっているのか、一匹のアリをよく観察すると、頭の先に小さなアブラムシがいるのがわかりました。
このアブラムシが出す蜜をなめに来ていたようです。
 アリとアブラムシ
アリによって食べ物の好みは様々ですが、このアリは
アブラムシの蜜が好きみたいですね。
疑問が解けてスッキリしました。

文・写真:アーリン

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調査で暗い林(スダジイなどが生える照葉樹林)の中を歩いていると、足元に黄金色のなにかが生えていました。
ホウキタケ
曇っており、林内はかなり暗かったですが、目立っていました。
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調べてみたところ、ホウキタケ科のキノコということがわかりました。
確かに竹ぼうきをひっくり返したような見た目です。
さらに調べたところ、このキノコには他の呼び名があり、一つがサンゴに似ていることからサンゴタケ。
もう一つがネズミの脚に似ていることからネズミタケ。
名づけた人によって様々なものが連想されているのですね。
私は、某少年漫画の戦闘種族を連想したので、サイヤタケと名づけます。皆さんはどんな呼び名をつけますか?

湿度が高い今の時期、園内では様々なキノコ達が顔を出しています。ぜひ足元などを探してみてください。

※キノコの中には触るだけで皮膚炎などを起こす種類(カエンタケ等)もあります。触らずに観察しましょう。採集も禁止です。

文・写真:ロビン

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横浜市は現在「まん延防止等重点措置」が適用されています。
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6月12日記事「あなたのオリジナル聞きなしは?」で、
ご紹介した「聞きなしコンテスト」の気になる結果発表です。
今回のお題はウグイスです。
一般的には「ホーホケキョ」と言い表されますが
みなさんどのように表現しているでしょうか。
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よく知られた鳥とあって、子どもから大人まで、
115件もの応募がありました。


力作の数々をご紹介します!
・もーほっといて!(杉田さん 作)
・法、守れ~ (子猫もちさん 作)
・ほーほっかいどう!(※お名前読めませんでした、すみません)
・オーマイガット(うちゅうじん1ごうさん 作)
・え~まだやんの?も~とぼけんなよ(多加差てる子さん 作)

おぉ!自由な発想だな~。う~ん確かにそう聞こえるかも・・・。
レンジャー一同、うなりながら読ませてもらいました。

そして、私たちが選んだ「優秀賞」はこちら!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
今日、遊べる?(こりこりさん 作)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

筆跡を見ると小さなお子さんの作でしょうか。
その年ごろならではの発想だね、楽しそうだね、と、好評でした。
みなさんはどれが面白いと思いましたか?


さて、次回の聞きなしコンテスのお題の鳥は
「ホトトギス」です。
来館の際はぜひご参加ください。
力作おまちしております。

※「聞きなしコンテスト」は、CD「鳴き声ガイド 日本の野鳥」
の著者の協力を得て開催しました。

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