先月、絵本「はらぺこあおむし」などの作者で知られるエリック・カールさんが亡くなられました。私も子どもの頃、色鮮やかな絵本を夢中でめくった記憶があります。
そんなことを思い出しながら森を歩いていると、変わった形の実をつけた植物を見つけました。しかも何者かに食べられてしまったのか、一部が削りとられたようになくなっています。
あたりの葉の裏を入念に探すと…犯人がいました。ジャコウアゲハの幼虫です。
この植物はオオバウマノスズクサというつる性の多年草なのですが、じつは有毒成分を含んでいます。
ジャコウアゲハの幼虫は好んでオオバウマノスズクサを食べ、その毒を体にためこみ、成虫になった後も鳥などの天敵から身を守るために利用しています。
幼虫はお腹をこわすことなくもりもり食べて、やがてさなぎになり、1~2週間で羽化を迎えます。
黒い羽に、腹部の濃いオレンジ色が目立つチョウです。皆さんも探してみてください。
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横浜市は現在「まん延防止等重点措置」が適用されています。
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