横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2021年05月


視聴できる方は動画でどうぞ!



汗ばむような日差しの日になりました。
ウグイスの道_生体園20210525okubo75

森の木漏れ日のなかに、
ピカピカと、クモの巣を発見。
円形にきれいに整った巣です。
ゴミグモ巣20210525生態園okubo1_s

が、ここの住人、
この通りゴミをため込むので有名です。
ゴミグモ20210525生態園okubo3_s
その名も「ゴミグモ」。

ちょっと突いて出てきてもらいました。
ゴミグモ20210525生態園okubo2._sJPG

ぎゅっと前に足をそろえています。
ゴミに紛れる模様は意外と複雑できれい。

ため込んでいるゴミは
抜け殻や食べ残しなのだそう。
身を隠すためのゴミ屋敷なのです。

文・写真 かなちん

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自然観察センターの新型コロナウイルス感染予防対策について
横浜市は現在「まん延防止等重点措置」が適用されています。引き続き感染防対策にご協力ください。

ちょうど一年前、このブログで紹介した白いガ「キアシドクガ」が、今年も森の中を舞っています。
今回は、白いガではなく、白い花々を紹介します。

テイカカズラ
s-テイカカズラ150607ミズキ14掛下01
最初に紹介するのは、プロペラのような花の形をしたテイカカズラです。
つる性の植物で、少し暗い照葉樹林等で見ることができます。本来であれば、樹冠などの高い位置で花を咲かせますが、生態園やモンキチョウの広場などでは、目線の高さまで垂れ下がっており、花も見やすいです。光沢のある葉がついたツルを探すと花が見つかるかもしれません。

スイカズラ
s-スイカズラ150522掛下04
こちらもつる性植物のスイカズラです。
白い花と言いましたが、隣には黄色い花もあります。じつは、スイカズラの花は、白から黄色に段々変わっていきます。どのようにして色が変わるかはわかっていません。スイカズラの花は、大人の目線くらいの高さで見ることができます。

ウツギ
s-ウツギ20120602 (3)
卯の花とも呼ばれるウツギの花です。
ウツギの花が咲く頃にホトトギスが鳴きだすと言われており、万葉集や唱歌などで両者は共に詠われることが多いです。森の中でもホトトギスの声が聞こえ始めています。ウツギの特徴でもある垂れ下がった枝につく花には、昆虫が蜜を求めて集まってきます。

ドクダミ
s-ドクダミ花20150531タンポポの道15yk (4)
最後に紹介するのが、ドクダミです。
ドクダミの花の色は白と言いたいところですが、じつは白ではありません。
白い花びらの様に見えるのは、苞という葉が変形したものと言われており、本当の花は、中心のヤングコーンの様な穂状花序(小さい花が穂状に集まっているもの)です。なので、正確には、ドクダミの花の色は白ではなく、黄緑と言えるでしょう。
ドクダミは、梅雨入りする頃に咲き始めます。湿地の近くや日陰等の湿った場所の足元を探してみると花を咲かせているかもしれません。

今回は、今の時期見ることのできる白い花を紹介しましたが、森の中では他にも様々な植物が花を咲かせていたり、実をつけています。ぜひいろんな目線で観察してみてください。

文:ロビン 写真:かけした他

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先月中旬、ヤママユという大型の蛾の幼虫をみつけました。
IMG_5788
この時の大きさは20㎜ほど。これから脱皮をくり返してさらに大きくなります。
大型幼虫をみつけるとワクワクしますが、大きくなると目立って食べられてしまうことが多いので、成長を期待してはいませんでした。

しかし!つい先日、同じ場所で大きく育った幼虫を発見。
大きさは50㎜ほど、太さも手の親指くらいにまるまる育っています。
P5160667
さわってみると、全体がひんやりとして硬めのグミのような感触です。
短く細い毛がチクチクと当たります。

しばらくすると、幼虫は鬱陶しそうに体を振り、前脚を内側に折りたたんで上半身を持ち上げた「お祈りポーズ」をとりました。
P5160675
「早くどこかに行ってよ~」と、お願いをしているよう…
私には、とって食べてしまおう!などという悪意はまったくありませんが、残念ながら幼虫には伝わりません。

成長過程を見守ると親心のようなものが芽生えます。
つい、かまってしまいたくなりますが、余計なお世話ですね。
こっそり安全をお祈りしております。


文・写真:かない


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こんにちは! 4月から横浜自然観察の森で働き始めました、あらごんです。
ブログも定期的に更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。

雨上がりのある朝、いつものようにバス停からセンターに続く石段を上っていると、地面で何やらモゾモゾ動いている生きものがいました。
かがんでみると、2匹のミミズが絡み合って… あれ、片方はミミズじゃないような。
良く見てみると、頭部がつぶれたように扁平になっていて、どうやらコウガイビルの仲間のようです。

s-20210508_ブログ用1
どういう状況?

胴体をミミズにぐるぐると巻き付けています。ヘビのように獲物を締め殺してから食べるのでしょうか。
気になって調べてみると、コウガイビルは胴中央に肛門を兼用する口があって、好物のミミズやナメクジの肉を消化しながら飲み込むのだそうです。

s-20210508_ブログ用2
食事中のオオミスジコウガイビル。1m近くの大きさに成長するものも。

この種類は文献によると、背中の三本線が特徴的な「オオミスジコウガイビル」という中国原産の外来種で、1960年代から東京近郊で目撃が増えているそうです。
からだの仕組みも、日本に侵入してきた背景も複雑で、なかなか簡単には解きほぐせない未知の世界が足下にも広がっているんだなぁ…と感慨深げにスタートした一日でした。

文・写真 あらごん

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森が青々と茂って、虫たちの姿も目立つようになりました。
道を歩くと、さまざまな虫の食事の風景に出会うことができました。

足元に黒いフンがたくさん、
見上げると・・・
キアシドクガ食痕ミズキ20210428タンポポの道3-4okubo
ミズキの葉が穴だらけです。ここ何年か発生の多い
キアシドクガの幼虫のしわざでしょう・・・。

こちらは青色がきれいな
ハバチの幼虫たち。
アケビコンボウハバチ幼虫20210428タンポポの道5okubo (2)
3匹で仲良く1枚のアケビの葉をかじっています。


シリアゲムシはカップルで
葉っぱの上に。
ヤマトシリアゲ(ペア メスが餌をもらた)20210428okubo
メスが、オスからプレゼントの虫をもらって食べていました。


「昆虫」ではありませんが…
アオオニグモが、自分の隠れ家の入り口で食事中。
アオオニグモ20210428タンポポの道5okubo (3)
黒い塊はどんな獲物だったのでしょう。


虫たちのお食事どき、
ひとくちに「食べる」といっても
いろんなスタイルがあるのだなぁと興味深いです。。


文・写真 かなちん

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