8月も過ぎようとしていますが、これから秋に向け虫たちの活発な活動はまだまだ続きます。
なかでも皆さんにご注意いただきたいのがスズメバチの仲間です。
今シーズン観察の森ではスズメバチの巣を3つ除去しました。ここ数年では多い数字です。
生きもののにぎわいを守るため、人の利用に影響のない巣はそのまま様子を見守るようにしているのですが、園路沿いやあずまやに巣を作っていたので、やむを得ずの判断でした。
円海山周辺でも今年はハチの情報が多いように感じます。
園内だけでなく周辺緑地も含めご注意ください。
ところで先日、クヌギの木に集まるスズメバチを観察していると、オオスズメバチが仲間同士でときどき口移しをしている様子が見られました。
栄養分を受渡ししているそうで、怖そうなイメージとはちがいお互いの絆を感じられるとても興味深いシーンでした。
栄養分を受渡ししているそうで、怖そうなイメージとはちがいお互いの絆を感じられるとても興味深いシーンでした。
他にも、近づいてきたチョウを片っ端から追い払う喧嘩っ早い個体がいたりして、ハチにも性格があるようで見あきません。
もし樹液に集まるところを見つけたら、そっと遠くから観察してみませんか。
こちらのことに注意して観察をお楽しみください。