横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2020年05月

自然観察センターは令和2年2月29日(土)より
臨時休館しておりましたが、
緊急事態宣言等が解除されたことを受け、
6月2日(火)より再開いたします。
(6月1日は通常休館日となっております)

再開後のご利用にあたっては、
次の事にご協力ください。
皆様に安心して施設をご利用いただくため、
ご理解とご協力をお願いいたします。

<入館に際してのお願い>
●次の方は、来園、入館をお控えください。
 ・37.5℃以上の発熱がある
 ・咳、くしゃみ、鼻水、
  咽頭痛など風邪のような症状がある

●万が一、館内で感染者が発生した場合に備え、
 利用者情報シートの記入にご協力ください。 
 (お預かりした個人情報は、
  利用目的以外一切使用しません)

●館内でのマスク等の着用、
 咳エチケットの励行をお願いします。
●入館時には手指の消毒や、トイレで石けんでの
 手洗い励行をお願いします。
●館内では他の人との距離を
 2メートル程度あけてください。
(混雑時には入場制限を行う場合があります)
●多人数のグループや団体での利用はご遠慮ください。
●館内での長時間の滞在はご遠慮ください。

<その他ご理解いただきたい感染防止対策>
●レンジャーカウンターに飛沫防止用の
 シールドを設置させていただきます。
●スタッフがマスク等を着用し対応いたします。
●パンフレット等は手渡しではなく
 据置き方式で配布しています。
●換気のため、入り口自動ドアは開放しています。
●観察用具(双眼鏡など)の貸出を一時中止します。
●直接手で触れることができる展示物
 (ハンズオンなど)を休止します。
●研修室の利用は25人までとします。※要申込


ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

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緊急事態宣言にともない不要不急の外出の自粛が呼びかけられています。
このためブログではみなさまに自然情報や保全活動への取り組みなどをお届けしてまいります。
しばらくは、オンラインでお楽しみください。
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今週は森の中も曇りや雨が続き、青空を見ることがほとんどありませんでした。
ですが、今の時期この森で出会える生き物がいます。
↓動画をご覧ください↓
 
この飛び回っている白い虫は「キアシドクガ」です。
そうチョウではなくガの仲間なのです。
名前にドクガとつきますが、キアシドクガは毒を持ちません。
s-DSCN5903
体は白くてモフモフしています。
脚を見てみると黄色いのがわかると思います。
この黄色い足が名前の「キアシ」の由来です。

キアシドクガは年に一回一斉に羽化し、
ミズキなどの木の周りを大群で飛び回ります。
この光景が見られるのは今の時期だけなのです。
ぜひ皆さんもお家の近くで今の時期だけのものを探してみてください。

●○●こちらの記事もお読みください●○●
「自然観察の森からのお願い」


文・撮影:ロビン

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ひらひらと大きな羽を持つ昆虫が目の前を横切り、枝にとまりました。羽が長く見えた気がしたので、トンボかなと思って近づくと、トンボじゃなくてヘビトンボの仲間でした。

もぞもぞと枝の上を歩いて移動し、落ち着いたところを写真に撮ってみました
s-P5134518
あれ?どこだ?逃げられた?
と一瞬思いましたが、ちゃんといます。
s-P5134520しるし
これは、擬態(体の形や色などを周囲のものと同じように似せること)しているのか!?

遠目に見ると羽の感じが枝と似ています。
飛んでいると存在感がありますが、こうして枝にじっとしていると景色に溶け込んでいます。こうやって天敵から身を守っているのですね。
そうそう、この虫の名前はヤマトクロスジヘビトンボでした。

文・写真 / nuka

●○●こちらの記事もお読みください●○●
「自然観察の森からのお願い」

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緊急事態宣言にともない不要不急の外出の自粛が
呼びかけられています。
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動への取り組みなどをお届けしてまいります。
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初夏を感じさせる日が多くなりました。森の様子も

日に日に変わっていきます。
P1100609resize
4月上旬撮影
P1110045resize
5月上旬撮影

5月の写真では緑が多くなりました。

緑も1色ではありません。いくつの緑が数えられますか?

P1100468resize
3月下旬
P1110086resize
5月中旬

みなさまの家の近くの景色も、どんどん変わっていると
思います。お買い物途中、場所を決めて撮影をし続けま
すとその変化に気づくことができると思います。

街路樹の1本を決めて撮影を続けるのもおすすめです。


●○●こちらの記事もお読みください●○●
「自然観察の森からのお願い」

文・撮影:チョコ

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先々週、就業前にセンター周辺の虫チェックをしていると、先輩レンジャーが「ここに、いいのがいるよ!」と教えてくれました。
1ヒメヤママユ
ヒメヤママユという大型の蛾の幼虫です。
体長は50㎜ほどで、太さは手の親指くらいあります。大きな蛍光グリーンの体にオレンジと黒の模様…なかなかの迫力です。

次の週に、また同じ場所で幼虫を見つけました。
ヒメヤママユ2
姿が変わっていますが、脱皮後の同じ個体かと思われます。
オレンジと黒の模様はなくなり、部分的に生えていた毛が全身を覆っています。
図鑑では「長さをそろえて刈り込んだような毛」と表現されていました。まさにそんな姿です。
(個人的にはテニスボールの表面みたいに感じます。)

大きくて目立ち、鳥などに捕食されてしまうからなのでしょうか、大型イモムシを観察できることは多くありません。
成虫になるのは秋ごろ。
「このまま無事に成長してまた姿を見せてね」と幼虫に念を送っておきました。


文・写真:かない

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