横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2020年01月

先日は観察の森でも雪が降りました。
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そんな冬の森でも、出会える生きものがいます。
この時期にしか見られない生きもの、見やすい生きものがいるのです。

見やすい生きものといえば、森の小鳥たち。
樹上を動き回るシジュウカラやエナガ等の群れは、
樹木の葉が落ちてとても観察しやすくなっています。
ss-エナガ141210掛下04
エナガ。葉がないので食餌シーンも丸見え。

1~3月の雨上がりの湿地には、なんとヤマアカガエルが産卵のために集まります。
産卵のタイミングを予想するのは少し難しいので、
産卵シーンに出会えた方はラッキーです。
1月、2月の真冬でも、彼らにとっては大事な恋の季節です。
s-ヤマアカガエル160213ヘイケ湿地掛下08
産卵にやってきたヤマアカガエルたち。

このように冬の森でも魅力がいっぱいです。
そんな冬の森の紹介が以下で放送されます。

テレビ神奈川 ハマナビ
1/25(土)18:00~18:30
「横浜で冬の森を楽しもう!」

↓予告動画を見ることができます。
http://www3.tvk-yokohama.com/hamanavi/2020/01/125_3.html

もちろん、レンジャーも出演しています!

ぜひご覧ください!


写真 nuka、かけした
文  nuka

お腹のうろこ模様がやさしげなモズのメスです。
彼女の視線がAくんの上に、かれこれ2、30分、
熱くふりそそいでいます。
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今日はよいお天気、
自然観察センター前の落ち葉を掃き掃除です。

はい、そこもちゃんと掃いて~
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うん、うん、そのあたりもね~
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決してお仕事の監督をしているのではなく、
お目当ては、あらわになった地面にいる
虫や小動物なのでしょう。


たびたびお掃除の終わったところに降りては
すばやく地面をついばんでいました。
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テーブルの下で虫をゲット。


モズのしたたかさを垣間見たお掃除風景でした。


写真・文/かなちん

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今日から自然観察センターは通常どおり開館しています。
さっそく友の会のイベントもあり、にぎやかな年明け初日を迎えています。
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今朝はぐっと冷え込み足元にも霜が降りました。
今シーズンもようやく冬らしい気候になってきたようです。
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昨年は冬季の渇水や秋の台風など観察の森も自然災害に翻弄されました。
今年はいったいどのような年になるのやら...。
いきもののにぎわい豊かな一年であることを願わずにはいられません。

今年も森の生きものたちと共に皆さんのご来園をお待ちしております。

文・写真/かけした

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