横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2018年11月

草はらの中下をじーーーーーっくりみながら歩くと
目に入ってくる丸いものいっぱい。
さて、これは何でしょう?
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「耳の長い生きものの落とし物です。」と子どもたちに
いうと・・・
「にんじん!」「ほしくさ!」
と答えが返ってきます。
正解は、ノウサギのふんです。
ふんを手に取って崩してみると、ノウサギが草をたべて
いることがよくわかります。
毎日のように森に来ているスタッフでさえ、
ノウサギにはなかなか出会うことができませんが
このノウサギの落とし物は見つけることができます。
草はらを歩くとき、周りだけではなくぜひとも足元もみながら
歩いてみてくださいね。
文:チョコ 写真:山ちゃん


秋の雰囲気残る12月の森を、
家族でお散歩しませんか。
幼児(3~6歳の未就学児)を対象としたイベントを
12/1(土)、 12/2(日)に開催します。

どんなことするの?

今、森の生きものたちと相談して計画中、
でも、一年前のイベントではこんなことをしました。

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あ、あそこ! レンジャーが鳥を見つけてくれたり

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みんなできれいな落ち葉を集めてみたり、

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冬こしする虫を探したり、

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原っぱで絵本を読んだり。

たくさん遊んで、
いっぱい生きものの発見をしましょう!


イベント詳細*************

 12/1(土)、 12/2(日)
幼児向け 生きものとであう森さんぽ
レンジャーといっしょに森の自然を観察しよう!
時間:各回10時~12時 (各回同一内容)
対象3~6歳の未就学児とその保護者各回40名(抽選)
申込:下記項目を明記の上、メールまたは、
FAX、でお申し込みください。
①イベント名と希望日時
②参加者全員のお名前とふりがな
③お子様のお名前、性別、年齢
④代表者の連絡先電話番号(FAXの時はFAX番号)
⑤情報源(観察の森ブログを見て)
締切:11/19(月)

FAX 045(894)8892
Eメール yokohama-ncアwbsj.org (アを@に変えてください)

主催:自然観察センター

強烈に潮風をもたらした台風の影響で、
今年の紅葉はちょっとイマイチ。

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でも、足元に目を向けると、
風を免れたいくつもの草木が鮮やかに色づいています。

ほら。
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この森では「かぶれに注意!」とばかり紹介される
ウルシの仲間のヌルデ。
実はみごとな秋の彩を見せてくれます。

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こんなふうに赤く色づくものもありました。

ヌルデのかぶれ成分は、ごくごく弱いものではあります
が、敏感肌の方は、紅葉してるといえど油断しませんように。


あらら・・
結局「かぶれに注意」のお話になってしまいました。


写真・文:かなちん

生態園を歩いていると虫を発見しました。
突然ですが問題です。
この中に虫が隠れています。
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見つけられない方のために少しアップの写真を載せます
s-DSCN2755 - コピー (2)
答えは
図1
隠れていたのはハラビロカマキリのメスでした。
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獲物が来るのを待っているのかな?
横からの写真を撮ろうと動くと顔を動かして私をギロリ、動いてしまいました…
 s-DSCN2758
観察をしているとカマキリの黒い点と目が合うな、と思い気になり調べてみたら
眼だと思っていた部分は複眼、複眼の中にある黒い点は偽瞳孔というそうです。
また、触覚と触覚の間にあるブツブツ3つが単眼だそうです。
図2
普段、目にしていて気にしていなかったことも再度よく観察してみると面白い発見があるかもしれませんね。

文・写真/スティッチ

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