2018年07月
おもちゃみたい
出勤時、朝とはいえどもじっとしているだけで汗が噴き出してきます。
ベッコウハゴロモの幼虫です。
まるで金魚のおもちゃみたい。
目のぐるぐる模様やお尻の黄色い羽みたいなものも冗談のようです。
普段は白いフワフワしたものに覆われていることが多く
見過ごしてしまいます。
見過ごしてしまいます。
よく見ると白いフワフワの中にうっすら顔があるのがわかりますか?
成虫はこんな姿です、お面を背中にせおっているみたい。
横から見るとハゴロモっぽいです。この角度で見るとセミっぽいですね。アオバハゴロモと一緒にいる姿も見かけます。
クズの茎や葉の上でよく見かけます。
白いフワフワ同様、クズも見過ごさずに探してみてください。
心躍る姿に出会えるかもしれません。
横浜市内は連日の高温注意報発令中です。
山歩きや観察でお疲れの後はぜひ自然観察センターに立ちよりお休み下さい。
文・写真 ぶっちー
長さがちがう??
木やつる草の上をじーーーー。
探しているのはナナフシモドキ。
たくみに枝になりすましていますが、
数は多く、意外と見つけることができます。
サイズも日に日に大きくなり、9㎝にもなるものも。
触れると体をもたげて抵抗します。
・・・あれ?
前足の長さが左右で違う気がします。
右足 74㎜
左足 43㎜
ナナフシの仲間は幼虫時代に足が切れると、
脱皮とともに再生するそうです。
けれど、治り方は大人に近づくほど不完全で、
今日見つけたように長さがちがってしまうものが多いようです。
このあと見つけたナナフシモドキの足も
思わず調べてしまいました。
右前足が少し短めでした。
幼虫時代の、足を無くすような事件、
鳥につかまった?カマキリにねらわれた?それとも・・・
想像がふくらみます。
文・写真 かなちん
セミの声、次はだれだ??
連日の強風や雨。不安定なお天気が続きました。
今日はようやく薄雲の向こうに青空がのぞきました。
多少、風がゆるみ空から シィ――――・・・
シィ――――・・・
シィ――――・・・
シィ――――・・・ と、ニイニイゼミの声が降ってきます。
今年は記録的な梅雨明けの早さ。
このニイニイゼミも6月22日に鳴き出しました。
ええっもう!? と驚いたのですが、
去年の記録を見ると、「6月22日」と、ぴったり同じ。
見事な虫時計です。
ちなみにヒグラシは昨年より一週間以上早いスタートでした。
さて、次はどのセミが鳴きはじめるでしょう?
文・写真 かなちん