夏から秋にかけて森の主役だった虫たちの姿もそろそろ見納めですね。
晴れているのに日の当たらない園路沿いのアオキの葉上でヒメクダマキモドキがじっと寒さに耐えていました。
キリギリスの仲間の中で遅い時期まで見かける一種で、日向にいるときは活発に歩いたり、飛んだりしています。
冷え込んだ朝には地面で動けなくなっているところも見かけハッとさせられます。
アキアカネの丘の水たまりではあたたかな日差しに誘われて、アキアカネが飛び回っては日当りのいいところに着地していました。
それを見つけた男の子が元気に追いかけていました。
昆虫少年もしばらく見納めとなるころでしょうか。
秋晴れの日は紅葉がりついでに、日向ぼっこをしている虫さがしで楽しんでみませんか。
文・写真/かけした