横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2017年03月

久しぶりに春らしい一日となりました。
お昼にはセンター前の温度計が16度となり、
森の中を歩くとすこし汗ばむぐらいでした。


足元には小さな花が咲き、チョウも数種類飛び、
野鳥がさえずり、森は日を追うごとに春らしさを
増しています。
桜ももちろんですが、私が春を感じるのはこちら↓


P3300025

「ミズキ」です。
冬の間は赤色の固い冬芽でした。

ミズキ冬芽20140201奥野




連休前ぐらいから白い花を咲かせ、その様子はまるで白いレースのようです。

一日一日姿を変えていくミズキ。その変化を追っていこうと思います。

ぜひみなさんもおうちの近くの木や植物を見続けてみてください。
きっとその変化に感動しますよ。

文・写真/チョコ



ウグイスの「ホケキョ」が日増しに上手になっています。
暖かな日は、草はらにキタテハが舞ったり
日向ぼこをしたり姿が目につきます。

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チョウの姿で冬を越したキタテハ。
いったいどこにいたのだろう?

観察センターの中には、ホコリだらけで
目覚めたカメムシがいました。

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触れてもぽろりと転げてしまうくらいの
寝起きモード。のそりのそりと、やがて歩き出しました。
 

一方で、春をともに喜べなかった生きものたちも。

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カマキリの卵のう。
真ん中の卵の部分がきれいにくりぬかれて、
道のところどころに落ちています。
誰が食べたのだろう?

静かな早春の間にも、食べる・食べられるが
繰り広げられて、生きものたちは本格的な春を迎えているんですね。


文・写真:かなちん

3/24のテレビ番組(金曜ロードショー)で「おおかみこどもの雨と雪」が放送されます!!

主人公のお仕事をしているところは横浜自然観察の森がモデル(写真)になっています。

※オオカミは飼育していません(^_^)

s-P1140149

 

是非見てください!!

写真/かなちん 文/スティッチ

 

森の中が小鳥たちのさえずりで賑やかになってきました。
「ツーツーピーツーツーピー」、「ホーホケキョ」、
「チーチュルチーチュルチチルチチルチュルチリー」など、3/14現在、4種類の小鳥のさえずりが聞こえています。
今シーズン初めてさえずりが確認された日です。
シジュウカラ20160206生態園藤村 (1)
シジュウカラ1/11(撮影:ふじむら)
ヤマガラ160213タンポポ10掛下03
ヤマガラ1/25(撮影:掛下尚一郎)
20130329ウグイス 撮影:齋藤仁志
ウグイス2/22(撮影:齋藤仁志)
メジロ140317掛下01
メジロ3/5(撮影:掛下尚一郎)

自然観察センター内ではそんな鳥たちの鳴き声が聞こえる、バードボイスペンを用意してます。
一度聞いてから、森を散策してみてはいかがでしょうか?

文/ふじむら

s-オニシバリ雄花20170305ミズキの道3と4の間yk (5)
3月5日はほんとうにうららかな日曜日でした。陽気に誘われて、たくさんの方が自然観察センターに立ち寄られました。ミズキの道を行くと、足元には満開のオニシバリの花が。

タンポポの道の日だまりでは、ニワトコの芽がはじけて、青いつぼみが顔をのぞかせています。
s-ニワトコ展葉つぼみ20170305森の家口yk (2)
両手をひろげて、春の日を喜んでいるようにも見えました。
こちら、ふたごのニワトコ。
s-ニワトコ展葉つぼみ20170305森の家口yk (1)
なんだか、はずかしげにしているつぼみも。てへへへ。
s-ニワトコ展葉つぼみ20170305タンポポの道終点yk (3)

もうまもなく、ニワトコも花開きます。        こみなみ

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