横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2016年05月

本日、生態園を歩いていると不思議な網を発見。


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網のまん中にゴミくずがたくさんついていました。
たまたまアオバハゴロモが網に突進、とおもいきや
中央部にいた網の主がすばやく捕えました。

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体の色がゴミに似ていてはじめは気づけませんでした。

あーー、やはりクモはおもしろい。いろんな習性をもったクモ
がいるものです。
今年度はどんなクモに出会えるか楽しみです。
チョコ


1月末に産卵を確認したヤマアカガエルがオタマジャクシからカエルに姿を変えはじめています。指の爪ほどの大きさなので、水草の上などをじっくり探さないと見つけられません。見つける前にピョーンと逃げられてしまうことも、しばしばです。そ~ぉっと近づいて探してみてくださいね。
s-ヤマアカガエル160507
まだ水の中にいる手足の生えたオタマジャクシ

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上陸して間もない子ガエル


水面から上に目をやるとトンボたちも飛んでいました。

s-クロスジギンヤンマ160519
クロスジギンヤンマ

s-オオシオカラトンボ160519
オオシオカラトンボ

今朝の神奈川新聞の連載「自然観察の森Diary」はジャコウアゲハでした。ぜひお手に取ってお読みください。(地域のページ横浜地域、16面」)

文・写真/かけした

今日はホトトギスの声が森にひびきわたりました。
これで主な夏の鳥が勢ぞろいです。


かけした


s-ミズキ花20160501モンキチョウの広場yk (6)
今朝の神奈川新聞の連載「自然観察の森Diary」ご覧いただけましたか?今日ご紹介したのはミズキの花でした。(地域のページ横浜地域、16面」)
ゴールデンウィークに入る直前に開き始めたミズキは、連休中に花盛りを迎え、今週は強い風の日などもあってかなり散ってしまったのですが、森のこずえにはまだ少し花が残っています。
s-ミズキ咲き残り20160513ミズキの道14 (4)
ミズキに続いて、かんさつの森ではいろいろな種類の木の花が咲き始めています。
s-ノイバラ20160513モンキチョウの広場yk (3)
ノイバラ。日あたりのよいところで見つかります。トゲにご注意くださいね。
s-ハコネウツギ花20160513生態園yk (2)
ハコネウツギ。咲き始めは白くて、咲き終わるころピンク色になります。小さなラッパのような形の花です。
s-ガマズミ花20160513モンキチョウの広場yk (2)
ガマズミ。小さな花が集まっている様子はミズキに似ていますが、こちらはミズキのように背が高くなりません。林のへりの木陰にある背の低い木です。ひとつひとつの花は、小さなお茶碗のような形をしています。
s-スイカズラ花20160513モンキチョウの広場yk (3)
スイカズラはツル植物。ジャスミンの仲間です。白い花が、やがて黄色に変わります。

なぜか今頃は白っぽい花が多いのです。今日のようなお天気のよい日には特に、いろんな昆虫が蜜や花粉を求めて花を訪れるのも見られるので、とてもにぎやかです。
s-ハコネウツギ花訪花昆虫20160513生態園yk (2)s-ガマズミ花20160513モンキチョウの広場オオホシカメムシ

                   こみなみ

今、森のクイズラリーのコース上ではフジの花が見頃を迎えています。

ポイントは2箇所あり、1つ目はミズキの道19付近の左手奥。
ここはミズキの白い花と新緑の黄緑、そしてフジの薄紫のコントラストがきれいです。
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2つ目はミズキの道18を過ぎ、正面に見える斜面。
ここは白いフジが見頃を迎えています。
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よく見られる薄紫のフジと、数少ない白のフジを両方見るチャンスです!
見ごろは今週いっぱいだと思いますので、早めにお越しください。

森のクイズラリーは明日と明後日の2日間です。
事前申込み不要で受付は午前10時~午後3時の間です。
全部解けると、すてきな景品をゲットできます!

お待ちしております。

文・写真 ふじむら

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