横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

2016年03月

ここ数日のうららかな日和が続きました。小鳥たちは、ウグイスもシジュウカラもヤマガラも、大きな声で鳴き競っています。
園内のサクラの花が開く速さもぐんと上がってきました。タンポポの道では、生態園の畑のそばのオオシマザクラも、
s-オオシマザクラ20160331タンポポの道3 (4)
炭小屋の近くのヤマザクラの木も、
s-ヤマザクラ20160331タンポポの道13 (3)
もうまもなく満開です。
モンキチョウの広場から見上げると、キブシの黄色、オオシマザクラの薄緑、ヤマザクラのピンク色の競演です。
s-オオシマヤマザクラキブシ20160331

ようやくニワトコも花開きました。ばぁ!
s-ニワトコ20160331タンポポの道終点 (3)

おや。花火かな。
s-エンコウカエデ展葉20160331生態園 (2)
(エンコウカエデの葉の開き始め)

胸おどる毎日です。     こみなみ

観察の森の水辺は今、オタマジャクシでいっぱいです。
s-ヤマアカガエルオタマジャクシ20160326ヘイケボタルの湿地黒川

1月30日に初確認されたヤマアカガエルの卵は2月中旬頃にはふ化しはじめ、どんどんオタマジャクシが育っています。

ふ化したての頃に比べて、ずいぶんオタマジャクシらしい形になりました。
 s-ヤマアカガエルオタマジャクシ20160217ヘイケボタルの湿地黒川
ふ化したばかりの姿 撮影日2016年2月17日

池の中で藻や落ち葉など、食べ物を一生懸命に食べている姿も観察できます。
 s-オタマ2


いくらたくさんいるといっても、カエルになれるのはほんのわずかです。

絶対に持って帰ってはいけません!!! 

また、手でさわるときには必ず手を水で濡らしてくださいね。

M.K 


オオシマザクラに続き、ヤマザクラも開き始めました。s-ヤマザクラ20160323コナラの道6yk (4)
まだ本数は少ないのですが、コナラの道の6番あたりの大きな木が1本、三分咲き位まで開いていました。
他には、モンキチョウの広場や、ゲンジボタルの谷あたりでちらほらと咲いています。
s-ヤマザクラ20160323モンキチョウの広場 (3)
ヤマザクラやオオシマザクラは、街中にあるソメイヨシノとは違い、花と同時に葉が開いてゆきます。
ヤマザクラはその葉が赤っぽく、うすいピンク色の花びらとあいまって、木全体が赤っぽく見えます。
オオシマザクラの葉が緑色で、花が白いので、全体が薄緑色に見えるのと対照的です。

          こみなみ

3月21日は朝は曇って少し肌寒く、にわか雨がふったりしましたが、午後から徐々に晴れてきました。
s-P3210068
タンポポの道をひとまわりしてみたら、最初に開いた自然観察センターそばのオオシマザクラ以外に、全部で4本のオオシマザクラの開花を確認できました。いずれもかなり大きな木です。青空を背景に、こずえの白い花がめだっていました。

s-P3210129
花はまだ数輪ずつですが、どの木も枝先の芽は大きくふくらんで、若緑色がのぞいています。

林のへりでは、キブシがすでに花盛り。ちいさな玉すだれのようです。
s-P3210105

やぶの中では、こんなかわいい星形の花が。
s-P3210135

s-P3210139
アオキの花でした。

暖かい日が続けば、オオシマザクラも、ヤマザクラやその他の木の花も、どんどん開いてきそうです。
          こみなみ

s-N3182183
3月18日、オオシマザクラの開花を今年初めて確認しました。
自然観察センターのすぐ横にある古木です。
まだ3輪ほどですが、暖かい日が続けば、次々と開花していくでしょう。

桜の開花速報でした。
              文:こみなみ  写真:かけした

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