先日、プログラム「レンジャーと森を歩こう」を実施しました。
このプログラムは宿泊や遠足で利用する小学校を対象とし、横浜自然観察の森を歩いて森や生き物への理解を深めることを目的としています。
僕はアキアカネの丘下のクヌギの林で「レンジャーやボランティアさんがどのようにして森を守っているのか」を15分ほどのレクチャーで説明しました。
切り株からまた新しい芽がたくさん生えることを伝え、その状態の切り株を実際に見せたところ驚いた声や「すごい!」などの言葉が出ました。さらに切り株から生えたたくさんの芽がどんどん成長していき、やがてまた大きな木へと再生することを話しました。
では、なぜクヌギの林ではレンジャーやボランティアさんが手を加えているのか?
じつは、人が手を入れた明るい林を好む動物や植物はたくさんいます。
そんな動物や植物たちを守るために木を切り明るい林を保っているのです。
今の季節は緑色だった葉っぱが鮮やかなオレンジや黄色に色づき始めています。
さらに、ヒヨドリやシジュウカラ、モズなどの鳥たちの賑やかな鳴き声もよく響きます。
皆さんも人が手を入れた明るい林や、たくさんの芽が生え再生しようとしている切り株を実際に見に来てくださいね。
文:キタムー 写真:キタムー、かけした
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