ヘイケボタルの湿地に行くとトンボがたくさん飛び交っています。
その多くが青い体に黒い眼をしたオオシオカラトンボのオスです。
同じくらいの大きさで黄色い体のトンボはオオシオカラトンボのメスです。
産卵中のメスとそれを見守るオス。
真っ赤な体のトンボはショウジョウトンボです。
また、水面に出た草の根本付近を見ると、トンボの幼虫ヤゴの羽化殻を見つけられます。
中型のヤゴの抜け殻
細いヤゴの抜け殻はオオアオイトトンボと思われる。
多くのトンボが早朝から午前中に羽化をします。
飛び交っているところや葉に止まっている様子に目を奪われがちですが、湿地内をくまなく観察していると羽化しているところや、交尾、産卵、争いなどいろいろなトンボの生態を観察することができるかと思います。
トンボは網で捕まえると羽が傷んでしまうことがあります。捕まえず、木道にしゃがんでジッと観察してみてください。
また、園内の生きものは持ち帰りできません。