横浜自然観察の森では、野鳥や昆虫、植物など様々な生きものの調査がレンジャーやボランティアによって行われています。
今回は、生きものたちが暮らす森そのものの変化をとらえる「環境写真記録調査」をご紹介します。
この調査は、園内の代表的な景観を同じ場所から定期的に撮影し、過去の写真と比較することで、環境に大きな変化が起きていないか把握することを目的に行なっています。
これは今週、園内のあるポイントを撮影したものです。
こちらは同じ場所から5年前(2017年2月)に撮影した記録です。違いが分かりますか?
木々が成長して枝葉を伸ばし、空を覆うように広がっています。
続いてこちらは、昨年の8月にヘイケボタルの湿地を撮影したもの。濃い緑が鮮やかですね。
同じ場所から今週撮影した写真と見比べてみると…
葉っぱが落ちて、湿地の奥まで見通せます。
いつも見慣れた景色でも、このように長い年月をかけて比べたり、季節を変えて調べたりすることで、ちょっとした変化に気づくことができます。
(文・写真:あらごん)
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