暑さも和らぎ、秋の虫たちの声がきこえてくるようになりました。
キンモクセイの香りが漂ってきたりと、「耳」や「鼻」で秋を感じることは増えましたが、「目」では、しっかりと秋を感じていない気がしたので、森の中の秋を見つけに行くことにしました。

センターを出発して、さっそく…! 01_クリ_IMG_8228.jpg_re
クリ、クリ、クリ!!!!
見上げると、緑や茶色のいがぐりがたくさんあります。 02_クリ_IMG_8121_re
クリの実は、熟す前は緑色のウニのようですが、熟すにつれて茶色に変化し、イガが4つに割れます。
割れた茶色いイガの中には、実がないものもあります。
周囲を観察してみると…、犯人でしょうか? 03_タイワンリス_IMG_8117_re
タイワンリスがじっと身を潜めていました。
リスがクリを食べているのか、どうやってあの痛いイガの中からクリを取り出すのか…不思議です。
…が、残念ながらその姿を観察することはできませんでした。


そこから少し歩くと、立体的で大きな巣をこしらえたジョロウグモに出会いました。
この時期になるとメスは成熟し、赤色と黄色のお腹がとても鮮やかに目立ちます。 06_ジョロウグモ_IMG_8153_re
巣に何かエサがかかっていないか、探してみたところ…! 07_蜘蛛の巣_IMG_8157_re
エサではありませんが、コナラのどんぐり帽子がちょこんとくっついていました。
ジョロウグモも秋を纏いたい気分だったのかな?とか想像してしまいました。
今回歩いてみると、コナラのほか、スダジイ、シラカシのどんぐりが落ちているのを見つけました。

少しの時間でしたが、森のあちこちで秋を楽しむことができました。
なお、この森では、森の恵みを人間がいただくこと・お持ち帰りすることはできません。
森でのルールを守りながら、みなさんもどんな“秋”があるか、いろいろな五感を使って探してみてください!


文・写真:まつもい


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