ちょうど一年前、このブログで紹介した白いガ「キアシドクガ」が、今年も森の中を舞っています。
今回は、白いガではなく、白い花々を紹介します。

テイカカズラ
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最初に紹介するのは、プロペラのような花の形をしたテイカカズラです。
つる性の植物で、少し暗い照葉樹林等で見ることができます。本来であれば、樹冠などの高い位置で花を咲かせますが、生態園やモンキチョウの広場などでは、目線の高さまで垂れ下がっており、花も見やすいです。光沢のある葉がついたツルを探すと花が見つかるかもしれません。

スイカズラ
s-スイカズラ150522掛下04
こちらもつる性植物のスイカズラです。
白い花と言いましたが、隣には黄色い花もあります。じつは、スイカズラの花は、白から黄色に段々変わっていきます。どのようにして色が変わるかはわかっていません。スイカズラの花は、大人の目線くらいの高さで見ることができます。

ウツギ
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卯の花とも呼ばれるウツギの花です。
ウツギの花が咲く頃にホトトギスが鳴きだすと言われており、万葉集や唱歌などで両者は共に詠われることが多いです。森の中でもホトトギスの声が聞こえ始めています。ウツギの特徴でもある垂れ下がった枝につく花には、昆虫が蜜を求めて集まってきます。

ドクダミ
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最後に紹介するのが、ドクダミです。
ドクダミの花の色は白と言いたいところですが、じつは白ではありません。
白い花びらの様に見えるのは、苞という葉が変形したものと言われており、本当の花は、中心のヤングコーンの様な穂状花序(小さい花が穂状に集まっているもの)です。なので、正確には、ドクダミの花の色は白ではなく、黄緑と言えるでしょう。
ドクダミは、梅雨入りする頃に咲き始めます。湿地の近くや日陰等の湿った場所の足元を探してみると花を咲かせているかもしれません。

今回は、今の時期見ることのできる白い花を紹介しましたが、森の中では他にも様々な植物が花を咲かせていたり、実をつけています。ぜひいろんな目線で観察してみてください。

文:ロビン 写真:かけした他

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