台風19号は観察の森にも大きな爪痕をいたるところに残していきました。
コナラの道では一抱えあるようなカラスザンショウとヤマザクラが根こそぎ倒れ園路をふさいでしまいました。
尾根道でも大きな木が倒れかかっていたり、折れた枝がぶら下がっています。
台風15号の時のような通行止めにはしていませんが、園路を通行する際はくれぐれもご注意ください。
倒れたカラスザンショウとヤマザクラ【コナラの道7-8間】
さて、台風後の園内を巡回していると暑かった夏に比べて、よく鳥たちの声が聞こえるようになりました。
「ヒヨ、ヒヨ、ヒヨ、ヒヨ」とヒヨドリが上空を数羽の群れで移動していくにぎやかな声。南方に渡る群れでしょうか。
「ヒッヒッヒッヒッ、ピュルル」と小声で鳴くのはキビタキ。こちらも渡り途中のようです。
「ツィー」と一声。飛びながら鳴いたのは大型ツグミの仲間。冬鳥のシロハラや渡り途中のマミチャジナイかもしれません。
アキアカネの丘の梢からはモズの「キーィ、キチキチキチキチ」と甲高い声が聞こえてきました。(10月14日撮影)
どれも秋を感じさせられる声。
いまは復旧作業中に元気をもらえる声でもあります。
いまは復旧作業中に元気をもらえる声でもあります。
文・写真/かけした