木々の緑も濃くなってきましたがまだまだ柔らかな葉もたくさんあります。
先日、柔らかそうな枝先に注目して観察していると巻物になった葉っぱを見つけました。
オトシブミの仲間がつくった揺籃(ゆりかご)で中には卵が一つ産み落とされています。

さらに探すと、できて間もない揺籃があったのであたりを見回してみたらまさに揺籃をつくり始めたヒメクロオトシブミを見つけました。
ヒメクロオトシブミ01

ヒメクロオトシブミ03

ヒメクロオトシブミ05
合間を見て観察をすることおよそ1時間半ほぼ完成したところまでを見届けました。

それにしてもみごとな自然の芸術品ですね。
小さな体を使って器用に巻き上げた作品を見つけるたび、ただただ感嘆させられます。

ヒメクロオトシブミは7月ごろまで見られるので枝先を探してみてください。
なお、揺籃を作るのはメスの仕事です。
オスは写真のように近くで見守っている?ようです。

文・写真 かけした