横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

寒さが厳しくなってきた今日この頃、皆さまはいかが
お過ごしでしょうか?自然観察の森も大分朝の冷え込み
が強くなっています。

そんな中、先日出勤してきたレンジャーに
「朝、アオキの葉がみんな垂れていました。」と教えて
もらいました。早速見に行くと確かにどのアオキも葉が
垂れていました。
 垂れアオキ
冬以外にも水分不足で葉が垂れたアオキを見たことが
ありますが、ここまで園内中のアオキの葉が垂れている
のは初めて見ました。
アオキ以外にヤツデも垂れています。
 垂れヤツデ
その日の強い冷え込みも相まって、まるで木が寒くて
縮こまっているようでした。暖かくなれば元に戻る
かな?と思い、午後暖かくなってから見に行くと
昼アオキ
垂れていたアオキの葉が元に戻っていました。
 昼ヤツデ
ヤツデの葉も傘のように大きく開いています。

夏にこのような現象はほとんど記憶にないことから、
気温が低い時にこのような現象が起こるのでしょうか。
気温が低いとなぜこのようなことが起きるのか調べて
みましたが、残念ながら分かりませんでした。
土壌中の水分が凍ってしまい水分不足になるためかも
しれませんし、植物体の温度の低下を抑えるためかも
しれませんね。

冷え込んだ朝はこういったところも注目してみてください。

文・写真:アーリン

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観察の森は、車やJR大船駅・京浜急行金沢八景駅からのバス利用以外に、徒歩でほかの緑地とのつながりを感じながらお越しいただく方法もあります。
今回は京浜急行金沢文庫駅から出発する「六国峠ハイキングコース」をご紹介。

このコースは、能見堂緑地、金沢自然公園、観察の森を通り、最後は鎌倉方面の天園へ向かう道のりです。
「六国峠」とは、天園のことで、伊豆、相模、武蔵、安房、上総、下総の6ヵ国が眺望できるところからついた名前だそうです。

金沢文庫駅から出発して、六国峠ハイキングコースの入り口を入ってすぐ、立派な切通しがお出迎え。
DSC_2416

その先には、明治初期ごろまで能見堂と呼ばれる寺院があった跡地があります。
現在はそのことを伝える碑などが残るだけですが、焼失するまで多くの文人墨客に愛されていた場所があり、歴史を感じることのできるコースです。
金沢自然公園までは途中マンション、住宅地、高速道路などが隣接しているところもあり、街の中に残された森であることを体感していただけます。
金沢自然公園から観察の森までの道では、シダの生い茂る「しだの谷」という湿地環境があり、先ほどまで歩いてきた道とはまた違う雰囲気を見せてくれます。
寄り道すると横浜市最高峰の「大丸山」もあり、永遠に続くかと思うほど長い階段を上り終えた山頂からは、天気が良いと金沢八景から三浦半島までの絶景を楽しんでいただけます。
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(金沢自然公園 しだの谷)
 DSC_2252
(大丸山 曇でしたが、房総半島も見えました)

金沢文庫駅から観察の森までは、ほとんどが山の道で、標高差150m弱・コースタイム約2時間とかなり登りごたえのあるコースです。
装備や水分などの持ち物、そして円海山周辺マップでコース・コースタイムを確認し、計画的にハイキングへお越しください。

文・写真:まつもい

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去年の年末からずーっと晴れが続いていた森に久しぶりの雨が降りました。森にとっては恵みの雨。
小雨だったので、雨合羽を着て森の様子を見に行きましょう。s-s-IMG_1666
センターを出てすぐモンキチョウの広場の奥の方からたくさんの鳥の声が聞こえてきました。
逃げられないように忍び足で近づいてみると・・・
5羽のシジュウカラがそれぞれ枝を突いています。
枝の中にいる虫を探しているのでしょうか?
s-s-IMG_1653
「コンコン」「ポツポツ」と枝を突く音と雨音が聞こえます。観察していると突然下の枯れ草へ飛び移りました。
s-s-IMG_1657
と思ったらまた上の枝に飛び移り、突きます。
枝と枯れ草を行き来して何をしているのでしょうか?
s-s-IMG_1673
よーく見てみると突いていたのは枝ではなく草のタネでした。どうやらタネを取るために行き来していたようです。タネを足で抑えながら少しずつついばんでいます。

しばらくすると皆でどこかへ飛び去ってしまったので、食べていた草を確認してみると、キンミズヒキやヌスビトハギ、イノコヅチなどひっつき虫と呼ばれている草のタネでした。
他の生きものにひっついて運んでもらうひっつき虫は生きものたちにとって貴重な食べ物なんですね。

この時期、茶色く枯れているように見える草も生きもののためにあえて刈り残しています。
ぜひ皆さんも目を向けてみてください。


文・写真:ロビン

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