横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

カテゴリ: イベント情報やお知らせなど

6月12日記事「あなたのオリジナル聞きなしは?」で、
ご紹介した「聞きなしコンテスト」の気になる結果発表です。
今回のお題はウグイスです。
一般的には「ホーホケキョ」と言い表されますが
みなさんどのように表現しているでしょうか。
DSC_1068

よく知られた鳥とあって、子どもから大人まで、
115件もの応募がありました。


力作の数々をご紹介します!
・もーほっといて!(杉田さん 作)
・法、守れ~ (子猫もちさん 作)
・ほーほっかいどう!(※お名前読めませんでした、すみません)
・オーマイガット(うちゅうじん1ごうさん 作)
・え~まだやんの?も~とぼけんなよ(多加差てる子さん 作)

おぉ!自由な発想だな~。う~ん確かにそう聞こえるかも・・・。
レンジャー一同、うなりながら読ませてもらいました。

そして、私たちが選んだ「優秀賞」はこちら!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
今日、遊べる?(こりこりさん 作)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

筆跡を見ると小さなお子さんの作でしょうか。
その年ごろならではの発想だね、楽しそうだね、と、好評でした。
みなさんはどれが面白いと思いましたか?


さて、次回の聞きなしコンテスのお題の鳥は
「ホトトギス」です。
来館の際はぜひご参加ください。
力作おまちしております。

※「聞きなしコンテスト」は、CD「鳴き声ガイド 日本の野鳥」
の著者の協力を得て開催しました。

「聞きなし」という言葉を聞いたことがありますか?
野鳥の鳴き声を人間の言葉に置きかえたもののことを
いいます。
メジロの「チルチルミチル」という聞きなしは、
ご存知の方も多いと思います。一番有名なのはウグイス
の「法 法華経 ホーホケキョ」でしょうか。
ozakiウグイスresize

ウグイスはやぶの中にいて声は聞こえてもなかなか姿が
見えずらい。こんなに近くに鳴いているのに・・・・と
思ったことありますよね。こうなったら、声を徹底的に
楽しみましょう!ウグイスの声は「ホーホケキョ」と
決めずに、オリジナル聞きなしを作ってしまいましょう。
現在観察センターでは
「ウグイスの聞きなしコンテスト」開催中。
ウグイス展示resize

聞きなし展示resize
徹底的にウグイスの声を聞いて、あなたの聞きなしを
書いてください。夏ぐらいにレンジャーの独断で、
「これは!」と心打たれた聞きなしをブログにて
発表予定。ぜひぜひご参加ください。
夏過ぎにはまた別の野鳥の聞きなしコンテストを開催します。
声から楽しむバードウオッチングも、おすすめです。
(文・写真 チョコ)

こちらもお読みください
自然観察センターの新型コロナウイルス感染予防対策について
横浜市は現在「まん延防止等重点措置」が適用されています。
引き続き感染防対策にご協力ください。


この季節森の中を歩くのはとても気持ちがよいですね。
パトロール中、すれ違うお客様も、みなさんとてもさ
わやかな表情をされているように感じます。
コナラの道
先ほど私はコナラの道を歩きました。まず目に飛び込
んできたのは、、、あざやかな白い花。
ミズキの花
ミズキの花がそろそろ満開です。
そして次はエメラルドグリーンの新芽。
新芽
さらに地面を見ますと、紫色の花びらが。上を見上げ
るとフジが咲いていました。
藤の花びら
そのまま歩いていきますと、忙しそうに飛び回ってい
るチョウに出会いました。カメラを構えている私の顔
のすぐ近くを飛びながら「ちょっと通して!」と言われているかの
ようでした。
ジャコウアゲハ
5/1土曜から5/5祝日水曜「春の森 おさんぽラリー」
と題し観察センターでは2種類のシートを配布してい
ます。
シートは小さなお子様にも楽しんでいただけるよう、
当日であえそうな生きものをビンゴシートでご紹介。
本日ご紹介した生きものもシートに掲載しています。
期間中観察センターにお立ち寄りになる際には、
ぜひこちらをご活用ください。


ビンゴシートはこちらからダウンロードできます。
森に限らず身近な緑で楽しめます。

ビンゴが終わったら、ずかんシートを見てみよう。

文・写真:チョコ

こちらもお読みください
自然観察センターの新型コロナウイルス感染予防対策について
引き続き感染防対策にもご協力ください。


横浜自然観察の森には、レンジャーと共に森の保全に取り組む市民ボランティア「横浜自然観察の森友の会」のメンバーが約140名もいます。

それぞれが特技や関心に応じてプロジェクト(PJ)を結成し、普段はグループ単位で活動しています。今回はそのうち、森の生きもののことを「調べる」プロジェクトの活動をご紹介します。

「カワセミファンクラブ」
写真撮影を楽しみながら、園内のチョウ・トンボの生息調査と野鳥の観察を行っています。自然観察センター内の情報コーナー「森のにぎわい掲示板」にも季節ごとの生きもの情報を提供していただいています。また、定期的に写真展を行い、森の生きものの魅力を「伝える」活動にも貢献しています。
s-P8306818カワセミ写真展トリミング
写真展設営作業

「PJ-STRIX」
STRIXとはフクロウの学名です。その名の通り、観察の森に暮らしているフクロウのために巣箱を設置したり、繁殖状況調査を行っています。実際の巣箱は自然観察センターに展示しています。
s-IMG_3360フクロウ巣箱トリミング
展示中のフクロウの人工巣箱(中に入っているのはぬいぐるみのフクロウ)

「野草の調査と保護」
園内の植物の調査を行い、保全活動に活かしています。希少種を保護したり、外来種の除去作業なども行っています。「森のにぎわい掲示板」にも季節ごとの開花情報などを提供していただいています。
s-TC100484野草トリミング
植物保護のための柵を設置中

「定点カメラで動物調査」
森の中に自動撮影カメラを設置し、写った動物の種類や数を調べています。夜行性の動物など、普段出会うことが難しい生きものの様子を知ることができます。
s-定点7月13日 (2)トリミング
カメラ設置作業

「森のカエル調査隊」
こちらはPJではなく、友の会有志で結成されたグループです。1~3月のヤマアカガエルの産卵時期に合わせて、園内の湿地のカエル類の卵塊数調査を行っています。
s-B2061416カエル調査トリミング
カエル卵塊数調査風景

このような調査や観察結果の蓄積から、森の様子や生き物の様子を知る事ができ、「伝える」ことができるようになります。そして自然や生き物を守ることにつながります。

これらの調査や観察結果は、自然観察センターが毎年発行している横浜自然観察の森調査報告に掲載しています。
s-P1108564調査報告25
 2020年12月発行の調査報告25

また、チョウの調査、植物相調査、植生図、中・大型哺乳類調査、カエル卵塊数調査は、環境省のモニタリングサイト1000という全国規模の調査にもデータを提供しています。

メンバーは共通して生きもの好きですが、最初から生きものに詳しくなければいけないということはありません。一緒に活動しながら少しずつ詳しくなっていけます。調査という観点から、森を守る活動に参加してみませんか?

※新型コロナウイルス対策として、現在活動やイベントを休止または方法を変更して活動しています。

<友の会に参加するには>
まずは、「森を守るボランティア体験」への参加がおすすめ。施設や友の会のことを知って、やってみたい活動を探しましょう。偶数月の第3日曜日に開催します。自然観察センターHPのイベントのご案内に募集が出ますのでご確認ください。プロジェクトの活動日には見学することもできます。レンジャーまでお問い合わせください。

最近の活動の様子はこちら

昨年の秋にリニューアルしたセルフガイドシート「コナラの道 秋・冬」はすでにお持ちですか?
園内マップ、ガイドシート各種は、観察センター前と館内のラックで配架中です。
IMG_5112
今回、「秋のコナラの道を歩いてみましょう」に続く、紹介動画の第2弾「冬のコナラの道を歩いてみましょう!」を作成しました。冬ならではのポイントをご紹介します。

シートを手にコナラの道を歩けば、きっとたくさんの発見ができるはず。
感染症予防対策を実施の上、お楽しみください。
※雨が降ったあとは尾根道が大変ぬかるみますのでご注意ください。

観察センター内の企画展示に、ヤマアカガエルの卵塊を数える調査や、湿地の管理などについて紹介するコーナーを新たに加えました。
T2070773 - コピー
お立ち寄りの際はぜひ、ご覧ください。


文・動画:かない

こちらもお読みください。
観察センター再開について

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