横浜自然観察の森 いきもののにぎわいのある森ブログ

                                 季節の生きものや風景のお話を、日本野鳥の会レンジャーが発信します!

カテゴリ: 森の風景のお話

横浜自然観察の森では、野鳥や昆虫、植物など様々な生きものの調査がレンジャーやボランティアによって行われています。

今回は、生きものたちが暮らす森そのものの変化をとらえる「環境写真記録調査」をご紹介します。
この調査は、園内の代表的な景観を同じ場所から定期的に撮影し、過去の写真と比較することで、環境に大きな変化が起きていないか把握することを目的に行なっています。

これは今週、園内のあるポイントを撮影したものです。 写真1

こちらは同じ場所から5年前(2017年2月)に撮影した記録です。違いが分かりますか? 写真2
木々が成長して枝葉を伸ばし、空を覆うように広がっています。

続いてこちらは、昨年の8月にヘイケボタルの湿地を撮影したもの。濃い緑が鮮やかですね。 写真3

同じ場所から今週撮影した写真と見比べてみると… 写真4
葉っぱが落ちて、湿地の奥まで見通せます。

いつも見慣れた景色でも、このように長い年月をかけて比べたり、季節を変えて調べたりすることで、ちょっとした変化に気づくことができます。

(文・写真:あらごん)

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昨日の横浜市内はみぞれや雨がほとんどだったようですが、観察の森は午後から本格的な雪になりました。

今朝、森に到着するとモンキチョウの広場は銀世界。
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すでに人の歩いた跡がありましたが、よくよく観察すると人以外の足跡も見つけました。

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ノウサギの足跡です。

ノウサギは広場の草地でコロコロとしたフンをよく見かけたのですが、ここ数年見かける機会が減っており、友の会の「定点カメラで動物調査」の撮影写真にも写らなくなっていたので、消息がとても心配になっていました。
今回の雪で生存を確認できたことはとてもうれしいできごとでした。

さて、今日は気温も上がり雪どけも進んでいますが、コナラの道の尾根道などまだ雪がしっかり残っていたり、溶けてぬかるみになっていたりしています。
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市境広場に積もった雪

来園された方も、こんなに積もっていることは想像していなかったようで靴がビショビショになってしまった方もいました。連休中、来園される方は特に足回りの対策をしっかりとってお越しください。

文・写真/かけした

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あけましておめでとうございます。
自然観察センターは5日より開館しています。

お休みが明けて2日目、午後から雪の降る日になるとの天気予報でした。
その日はセンターを開館すると、さっそく雪がちらついてきました。
お昼ごろには、すっかり雪化粧。
その時の自然観察センターと森の風景をどうぞ。
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(自然観察センター前より)

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(ピクニック広場展望台より)

冬の間、センターの中ではストーブが大活躍です。
寒空の中、お越しいただいた皆さん、ぜひセンターで身体を温めておでかけください。
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皆さんにとって、生きものとの素敵な出会いや発見がたくさんある年になりますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

文・写真:まつもい


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今週半ばごろからようやく冬本番のような寒さが訪れ、早朝は手がかじかむほどです。

こんな日の観察の森ではまだ日の差さない時間帯に氷の神秘的な芸術が見られます。
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広場の草に霜が降りていました。

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モグラが掘り返した柔らかな土には霜柱がたっていました。

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ヘイケボタルの湿地では薄いながらも氷が張りました。
ちなみに今年の初氷は12月15日でした。*

今朝7時ごろの森の気温は-2℃まで下がりました。*
気象庁によると横浜の最低気温が1.1℃だったので、森の方が3℃も低いようです。

観察の森にお越しの際はより暖かい格好でお越しください。

*いつも朝早くに森にいらしているボランティアさんから情報をいただきました。

文・写真/かけした

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段々と寒さが本格的になり、冬が近づいてきている今日この頃。森の中は、彩りにあふれています。
では早速歩いていきましょう。
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頭上に紅葉した葉を見つけました。
コナラです。
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青い空に赤が映えています。他にも黄色や緑の葉もあります。

目の高さに黄葉したハート型の葉を見つけました。
ヤマノイモです。
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同じヤマノイモ科のカエデドコロも黄葉しています。

足元を探せば草紅葉や落ち葉を見つけることができます。これは紅葉したキンミズヒキです。
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様々な目線で近くのものを見てきましたが、最後に森全体の彩りも見てみましょう。
ピクニック広場の展望台からの景色です。
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落ち葉が増えてくる秋の終盤。
森の彩りを見るなら今が最後のチャンスかもしれません。

文・写真:ロビン

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