カテゴリ: 森の風景のお話

青空に黄葉が映える朝です。
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度重なった台風の影響で、
ちょっとスカスカしていますが、
それでも綺麗な彩りです。

そして今日は、しんと冷え込みました。
草地に入ると、寒気の溜まったであろう
ところどころに、
霜を被った葉が見つかりました。
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「初霜だね~」と、いつも朝早くから
来園しているボランティアさんとごあいさつ。

そうか、やっぱり初めての霜か!
この冬は見逃さなかったぞ~~と、嬉しくなります。

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もこもこ、モグラが地下から地表へ捨てた
土の上には、霜柱も。
2センチ近くまで成長していました。お見事。

寒い季節の楽しみを思い出した朝でした。

写真・文 かなちん

このとろころの冷え込みもあってか、虫たちの気配もだいぶ少なくなってきました。
タイアザミの花も終わりにちかく、どことなく寂しげな雰囲気です。
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と思いきや葉っぱから視線を感じました。

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アザミの葉の上にまだゾウムシの仲間がいました。

ハスジカツオゾウムシといい図鑑などで調べると成虫が見られるのは4月から8月とも。遅いものでは10月という記述もありました。
そういえば、かないレンジャーが6月にも紹介していました。

それにしてもすでに11月も下旬です。
気づいていなかっただけで思いのほか生きながらえている個体がいるのでしょうか。

他にもまだ元気な虫が見つかるかもしれませんね。

文・写真/かけした

森の景色にしゅーん、しゅーんと
ススキの穂が立ち始めると、
一気に秋らしくなります。

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冬までの長い間、存在感があるものの、
気がつくと綿毛をふくらませています。

この秋はちゃんと「花」を見ようと
意気込んでいました。


ススキの花、見たことありますか?
稲と同じで目立った花びらは持ちません。

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それでも、穂の1本1本を気にすると、
黄色いものがゆらゆら揺れて可愛らしいです。

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黄色く下がるのが、花粉をためた雄しべ。
2つずつ、ごく細い糸でつながっていました。

白いブラシのようなものが、雌しべ。
透き通るような色ですね。


虫眼鏡やカメラを使って
ようやく見えました。

とても繊細なつくりで、
観察にひと手間かける感動がありました。

写真・文 かなちん

台風19号は観察の森にも大きな爪痕をいたるところに残していきました。

コナラの道では一抱えあるようなカラスザンショウとヤマザクラが根こそぎ倒れ園路をふさいでしまいました。

尾根道でも大きな木が倒れかかっていたり、折れた枝がぶら下がっています。

台風15号の時のような通行止めにはしていませんが、園路を通行する際はくれぐれもご注意ください。

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倒れたカラスザンショウとヤマザクラ【コナラの道7-8間】

さて、台風後の園内を巡回していると暑かった夏に比べて、よく鳥たちの声が聞こえるようになりました。

「ヒヨ、ヒヨ、ヒヨ、ヒヨ」とヒヨドリが上空を数羽の群れで移動していくにぎやかな声。南方に渡る群れでしょうか。

「ヒッヒッヒッヒッ、ピュルル」と小声で鳴くのはキビタキ。こちらも渡り途中のようです。

「ツィー」と一声。飛びながら鳴いたのは大型ツグミの仲間。冬鳥のシロハラや渡り途中のマミチャジナイかもしれません。

アキアカネの丘の梢からはモズの「キーィ、キチキチキチキチ」と甲高い声が聞こえてきました。(10月14日撮影)
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どれも秋を感じさせられる声。
いまは復旧作業中に元気をもらえる声でもあります。

文・写真/かけした


先日の台風は円海山緑地一体に大きな被害を
もたらしました。園内も倒木や土砂の流出等が
おきました。
クイズラリーの題材や、観察対象として多くの方に
親しまれていたモンキチョウの広場にあったあの
「ミズキ」も倒れました。

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あのような大きな木が倒れるなんて、衝撃的でした。

台風は短期間に雨を降らせるため、一気に水不足が
解消されるなどの利点もありますが、一方で森の中
を一辺させる程の変化ももたらします。
倒木や土が流れた後を見ると、その台風の威力を
実感できます。普段あまり感じることが少ない自然の
力ですが、こうした痕が私たちに教えてくれます。


園内はいまコナラの道13~21を通行止め(9/29現在)
にしています。最新の情報はホームページで配信中
です。お越しの際は、一度ご確認くださいますよう
お願いいたします。
文・写真 チョコ

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