カテゴリ: けものやカエルその他の生きもののお話

雨上がりの園内でヘビを見かけました。
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名前はヒバカリ。全身茶色で首に白い部分があります。

かつては毒蛇と考えられていて、このヘビに噛まれると、命がその日ばかりとなってしまうことから、その名前がついたそうですが、実は毒の無いヘビです。性格も温厚です。

水辺でよく見かけ、泳ぐのも上手です。カエルやオタマジャクシ、ミミズなどを食べます。

この日は20mくらいの距離で2匹も見かけました。水辺が好きなので、雨上がりの湿気のある日はヒバカリに出会いやすい日だと思います。


文・写真 nuka

雨上がりの森の中を歩いていると木にとまっている白っぽいセミに出会いました。
セミノハリセンボン

近づいて見てみるとセミの体は白く縁どられ、既に動かなくなっていました。
さらにじっくり観察すると、セミの体からは小さな白いピンのようなものが無数に生えていました。

セミノハリセンボンアップ

観察センターに戻って調べてみると、白いピンのようなものは「セミノハリセンボン」という冬虫夏草であることがわかりました。冬虫夏草とは、昆虫の幼虫などに寄生するキノコの仲間です。このキノコはセミの体を栄養にして成長するようです。

長い年月をかけて幼虫から成虫になっても、無事に子孫を残せるのはどれほどの割合なのでしょうか。自然界の厳しさを感じる出会いでした。

(文・写真 山ちゃん)

丸みのある三角形の頭に、ぎょろりとしたオレンジ色の目。
その下に伸びる何本かの触手。

森の中で1㎝にも満たない、小さな宇宙人に出会いました。

P1150556


え? そんなことあるもんか、って?


そうですね、正体はクモの仲間。
オオトリノフンダマシという名前で、宇宙人ではなく
鳥のフンに姿を似せてます。

宇宙人の頭に見えたのは腹の部分、
目は模様、触手は足です。
画像では頭を下に向けています。


見つけたところはこんなところ。
ススキ葉の裏に小さくぽっつりとついているのがわかりますか?

P1150928


立派な森の仲間なのでした。


(写真・文 かなちん)

 彼らとはミズキの道17~20番あたりで出会えます。

園路の真ん中で死んだモグラにハチが寄ってきているとの通報をうけ、対応に出向きました。

死んでいたのはアズマモグラのようです。
2、3匹のキイロスズメバチが飛び回りときどきモグラにとまります。

(以下、モグラの死骸の映像など少々グロテスクなので気をつけてご覧ください)

死骸に近づくとハエの羽音がブンブン。
キイロスズメバチの低い羽音も。

ところが死んでいるはずのモグラが突然ムクムク動き出しました。
シデムシやコガネムシの仲間が体の下に入り込んでいて、あたかも生きているかのように見えるのです。
その他にもさまざまな虫たちが集っていました。
彼らにとってはこの上ないご馳走なのでしょう。
そして彼らのお陰で死骸も土に返っていきます。


この日、横浜市内の小学校の先生方が理科研修会で来園されていたのでまたとない観察素材として先生方にも観察していただきました。
モグラの死骸


観察後、ハチが集まると万が一の事態も考えられるため、食事中の生き物たちには申し訳ないのですが、モグラの死骸を園路から離れたところに移動させました。

これから秋にかけハチたちの行動はますます活発になります。どうぞ気をつけながら森の散策を楽しんでください。

文・映像・写真/かけした

バードウォッチングを始めた頃、オオルリという鳥が見たくて見たくて、図鑑を眺めては、解説文を読み、カタカナの鳴き声を暗記したものです。

「ピーリーリー ホイピーピピ 
 ピールリピールリ ジェジェ」

今でもこんなふうにだいたい暗記しています(笑)
s-オオルリ160601カシの森掛下01T
オオルリ。


もちろん、オオルリの「青」色にひかれて、見たい、という思いがあったのですが、青色には、なんとなく「貴重なもの」「珍しいもの」というイメージがあるので、他の青い鳥や虫を見た時も見入ってしまいます。


先日も、森で調査を終え、レンジャー3人で歩いてセンターへ帰る途中の道で、「青」に出会いました。s-トカゲ2
おそらくヒガシニホントカゲの子どもです。実際はもうちょっとステキな「青」をしています!

大人は、全身茶色です。
s-ニホントカゲ150905センター前掛下03


直射日光のあたる炎天下の場所でしたが、レンジャー3人、思わず立ち止まって、「青」に見入ってしまいました。

森にはカワセミやハンミョウなど、他にもステキな「青」を持つ生きものが暮らしています。

探してみてください。

文/ nuka
写真/かけした nuka

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