カテゴリ: 鳥のお話

森を歩いていたら、がさっと木の葉が鳴って、
なにやら2つの影が飛び出てきました。

翻って枯れ木に止まったのはヒヨドリ。
くちばしのつけ根が黄色く染まっています。

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あ、花粉だな。花に来ていたな。


木の幹を駆けていったのはタイワンリスでした。
赤いものをもぐもぐと食べ始めました。


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あ、ツバキの花びら。


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どうも、ツバキの木にやって来たタイワンリスが気に入らず
ヒヨドリがその背に威嚇攻撃をしかけたようです。


食物乏しい冬、ツバキをめぐる競争をまのあたりにしました。


文・写真 かなちん


※タイワンリスは中国南部や台湾原産の外来種です。
 エサやりはしないでください。
 増える要因のひとつになるだでなく、
 怪我する恐れもあります。


森の冬鳥の常連といえば、アオジです。

s-アオジ141203掛下01
アオジ。

茂みの中にいて、チッ、とか、ヂッ、という鳴き声が良く聞こえます。
真冬になり、餌が少ないのか、特に最近は園路のまん中まで出てきて餌をさがしている姿をよく見ます。
おかげで観察しやすいです。

園路の脇の草むらにいると、保護色になっていて、近づくまで気づかないこともありますが、そっと歩いていれば、アオジもそれほど逃げずに、かなり近くで観察することができます。
時には一か所に5羽や6羽もいることもあります。

s-アオジ20160225藤村 (3)
こんな感じに道にでてきます。


園路脇の草地で、何か動いていたり、カサッ、と音がしたら、そっと近づいてみましょう。
アオジだけでなく、クロジやコジュケイなども近くで観察できるかもしれません。


文 nuka
写真 かけした・ふじむら

遅ればせながら
あけましておめでとうございます。
自然観察センターは5日より開館しました。

今年は亥年。
が、残念ながらこの森に動物のイノシシは暮らしていません(!)

かわりに植物のイノシシを1つ見てみましょう。

秋になると、草地や林から戻って来たレンジャーズが服の袖や裾を見て

ぎゃあ ぎゃあ 
わあ わあ ・・・

イノコヅチ実20141013霊園口(3)

そう、細かくて、チクチクの「ひっつき虫」。

写真のひっつき虫には、イノコヅチ(子槌・小槌)という名前があります。
びっしり服につくと、なかなかの厄介者です。

イノコヅチ実20141121 (2)

一方で、冬にアオジなどの小鳥たちが、
せっせとついばんでいる草のタネでもあります。

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止まっている赤ぽい茎がイノコヅチです。
すっかり食べ尽くしてしまいました。

イノシシと名につく植物は他にもいくつかあります。
干支を切り口にぜひ、森の生きもののつながりを探してみてください。

文:かなちん
写真:かなちん かけした







秋晴れの空のもと「キーィ、キチキチキチキチ」とモズの高鳴きが森に響きます。
毎年この時期、心待ちにしている自然情報です。

ここ数年、この森で見られたモズのほとんどが、胸のあたりに横縞模様のあるメスでした。
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センター前で鳴いていたモズ♀(10月17日撮影)

今シーズンは久しぶりにオスのモズも定着しているようです。
これにはモズが好む草地の環境とも何か関係があるような気がします。

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炭小屋付近で見かけたモズ♂ (10月22日撮影)
(胸の横縞がなく、くちばしから目を通る過眼線が黒い)

今年も観察センターでは「冬鳥なわばり調査」でモズのなわばりの様子を調べています。
オスの個体もこのまま留まり続けてくれるのか気になるところです。

みなさんからの目撃情報もお待ちしております。

文・写真/かけした

先週、ミズキの道14で
川の生きもの調査をしていたところ、

チー、というメジロの小さな鳴き声にまじって
「チー!!」という大きく強い「チー」が聞こえました。


近いなぁと思ってふり返ると、
なんと頭の斜め上、距離にして2mあるかどうかのところに、カワセミがとまっていました!


s-IMG_4696

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カワセミは逃げる様子も警戒する様子もないので、
携帯で写真をとることができました。


もちろん、あまりに近いので、
カワセミを驚かさないように、そーっと撮影しました。


こういう時は、やったー!カワセミだー!
という気持ちをぐっとこらえて、冷静に行動しようと心がけています。
近いので、大きな声や動作をしてしまうと、
カワセミも驚いてすぐ飛び去ってしまうでしょう。


そーっとしていれば、鳥から近寄ってくることもありますよ。


文・写真 nuka


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