カテゴリ: 昆虫のお話

「ふわふわ」や「もふもふ」しているものを見るとついつい触りたくなってしまうのはなぜでしょうか…?
観察の森でも「もふもふ」が見られます。
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「ビロウドツリアブ」です。
名前の通り、体がやわらかいビロード状の毛で覆われ、糸で吊られたようにホバリング(空中の一点に留まる飛び方)をするアブのなかまです。大きさは7~11㎜程。

この魅力的なふんわりとした質感!なでなでしてみたい…
しかし、動きが素早く、なでることはなかなか難しそうです。こちらがじっとしていると近くにとまることがあるので、眺めるだけで我慢したいと思います…

日当たりのよい場所を好むようで、タンポポの道でたくさん見られました。
足元ほんの数㎝に注目していると小さな毛玉のようなものが飛んでいるのが見つかると思います。
観察の森で目立って見られるのは3月~4月上旬頃。
ぜひ「もふもふ」を観察してみてください。


文・写真:かない
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※自然観察センターは新型コロナウイルス感染予防と拡大防止のため3月末まで臨時休館をしていますが、センター入口前では自然情報の掲示と園内マップやセルフガイドシートの配布を行っています。散策の際にぜひご活用ください。
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このとろころの冷え込みもあってか、虫たちの気配もだいぶ少なくなってきました。
タイアザミの花も終わりにちかく、どことなく寂しげな雰囲気です。
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と思いきや葉っぱから視線を感じました。

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アザミの葉の上にまだゾウムシの仲間がいました。

ハスジカツオゾウムシといい図鑑などで調べると成虫が見られるのは4月から8月とも。遅いものでは10月という記述もありました。
そういえば、かないレンジャーが6月にも紹介していました。

それにしてもすでに11月も下旬です。
気づいていなかっただけで思いのほか生きながらえている個体がいるのでしょうか。

他にもまだ元気な虫が見つかるかもしれませんね。

文・写真/かけした

ここ数日雨や曇りが続いていましたが、
今日は久しぶりの晴天です。森の中では、にぎやかで暖かな風が吹いています。さあこんな日は生き物たちとの出会いを求めて出かけてみましょう!
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自然観察センターを出発すると...
いましたいました。
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アカタテハです。
羽ばたかせてから滑空する特徴的な飛び方なので、すぐに見つけられました。翅のオレンジ色がとてもきれいです。彼らはこのまま冬を越すのでしょうか。

もう少し進んでみましょう。

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モンシロチョウやキタキチョウが花の蜜を求めて花から花へ飛び移っています。雨の時に摂れなかった栄養を必死に摂っているのでしょう。
しかし、エサを探しているのは彼らだけではないようです。
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すぐ近くにいたのはオオカマキリ。
こちらをじっと見ていますね。この時間は彼らにとっても貴重です。邪魔をしてはいけません。

そんな姿を見ていたら私もお腹が空いてきました。
そろそろ帰ることにしましょう。

「チッ、チッ、チッ」ん?お腹の音?
いいえ違います。この音はなんともお久しぶりな声ですね。
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なんとそこにいたのは、この森では冬鳥のアオジ!
この声と姿、まるで私たちに冬の訪れを教えてくれているかのようです。私に気付いたようで、付かず離れずの一定の距離を保っています。この距離感、今年の初春以来で懐かしいです。

さあそろそろ本当にお腹が鳴り始める頃なので、帰りましょう。

森を散策される際は、
一度自然観察センターへお立ち寄りいただき、
「森のにぎわい掲示板」をご覧ください。

文・写真:ロビン

※「森のにぎわい掲示板」には、
 今見られる生き物の情報が載っています。
 随時更新中です。


森の中では、台風15号の爪痕が多く残っています。
そんな中、ピクニック広場で枝が下に垂れ下がっているヌルデの木を発見!これも台風の影響かな?
近づいてみるとそうではないことがわかりました。
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ヌルデの枝全体がクモ?の糸で張り巡らされ、
葉もボロボロになっています。
さらに近づいてみると...
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そこにいたのはトサカフトメイガという蛾の幼虫。
一心不乱にヌルデの葉を食べています。
黒字にオレンジラインと中々エキゾチックな見た目をしていますね。一つの木に少なくとも10匹はいます!
しかし、人はかぶれることのあるヌルデの葉を食べるなんてこの幼虫は強すぎます。

おっと!
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糸の巣の外にいたのはなんとハラビロカマキリ!
まるで巣から出てくる獲物を待ち構えているような・・・

そんなことを知ってか知らずか、
幼虫たちはヌルデの葉をただひたすら食べ続けていました。

その後、彼らは地中で冬を越し、
来年の初夏にはこの森の中を羽ばたいていることでしょう。無事成虫になってくれることを願うばかりです。

皆さんも同じような木を見つけたら、
手では触れずに注意しながら観察してみてくださいね。

文・写真:ロビン

※ヌルデはウルシの仲間です。
 直接触れるとかゆみやかぶれなどの症状が
 出る恐れがあります。ご注意ください。
 トサカフトメイガの幼虫には毒はありません。


雨あがりの草地にやってきました。
こんな日も虫の観察にぴったりです。
少しひんやりして、虫たちがいつもよりも
じっと、大人しくしています。

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ベニシジミ、はねを広げて
日差しを待っているよう。

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コバネイナゴかな。
逃げません。

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いつもならあっという間に飛んでしまう
トノサマバッタや、クルマバッタも、
手づかみで、ほら。


そして、これは??
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お母さんがチョウで、
お父さんがトンボ…のような組み合わせの体つき。

「ツノトンボ」というウスバカゲロウの仲間。
久しぶりに見かけました。
近づいても、トロトロとだるそうに飛びます。


こんな風に雨あがりに虫を探すときは、
水濡れに強い靴と足首まで裾のある長ズボンで
来てくださいね。


(写真・文 かなちん)


※虫は観察が終わったら、
 もとの場所に返してくださいね。
 この後きっと、仲間を探したり、
 卵を産んだりと忙しいはずです。

※大雨の後は、園内に倒木や土砂崩れが
 発生していることがあります。
 自然観察センターへ状況をお問い合わせください。

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