カテゴリ: 昆虫のお話


梅雨に入りました。
雨が続いて大変なこともありますが、
あちこちで昆虫が見られ個人的にとっても楽しい季節
です。
先日、センターから出発して
タンポポの道をぐるっと巡回しました。

最初に見つけたのはこちら
ハスジカツオゾウムシ - コピー
ハスジカツオゾウムシのペアです。
ヨモギがたくさん生えているところで見つけました。
14㎜と大きめのゾウムシです。

続いてこちら
コフキゾウムシ - コピー
3匹くっついてしまっているコフキゾウムシです。
こちらもペアですが、一匹オスが邪魔をしています。
葉っぱにつかまっているのがメス。重そうですね。
クズやハギ類に集まるため、この森でよく見られます。

最後はこちら
オジロアシナガゾウムシ - コピー
オジロアシナガゾウムシです。
特徴的な見た目とクズの葉にいることが多いため
こちらもよく見かけますが、
パンダのような白黒模様が可愛くて
見つけるとなんだか嬉しい気持ちになります。

40分ほどの散策で3種のゾウムシに出会いました。
ゾウムシといえど顔つきもいろいろですね!
比べてみるととても面白いです。


ぜひ森をキョロキョロ見渡しながら
散策してみてください。
きっと素敵な生き物が見られますよ。




文・写真 かない

今日は湿地まで看板設置のお仕事にきました。
ずいぶんヒメガマやオギが背高く伸び茂ってきました。

P1010373

その長い葉のところどころに・・・
P1010386

おや?かじり痕。
もしや・・・・

P1010380

今季もいたいた「うさぎ虫」。
長い耳が見えますか?

P1010382

葉の向こうはこんな様子。
2匹の幼虫が黒い頭を寄せあっています。

P1010384

顔を見ると、耳のようにみえたのは
頭の突起だとわかります。


「うさぎ虫」と親しみをこめて呼んでいる
この幼虫は、クロコノマチョウという大型のチョウです。
来月にかけて、湿地の草に限らず、ススキなどでも見られるようになります。
道沿いの背の高い草にご注目を。

文・写真 かなちん

シジュウカラやカワラヒワなどの巣立ちビナが園内でも見られる季節になりました。
一方で、今まさに巣づくり子育ての真っただ中の生きものたちもたくさんいます。

今日は子育て中の2種類のアシナガバチを観察しました。
ともに女王バチ1匹で奮闘中のところでした。

ヤマトアシナガバチの女王と巣
ヤマトアシナガバチ19060101R
10個の巣穴には産みつけられた卵がみえています。

ちょうど2週間前の同じ巣
ヤマトアシナガバチ19051901R
まだ4つの巣穴しかありませんでした。


キアシナガバチの女王と巣
キアシナガバチTR
こちらは巣穴の数も多く、頭の黒い幼虫も見えていました。


アシナガバチの仲間は子育てのためガやチョウの幼虫を狩ってきます。
お陰で森がいも虫だらけにならずに済んでいるともいえるかもしれません。

ところで、アシナガバチの巣は屋根の軒下、テーブルやベンチの下など人工物でもたびたび見つかります。
スズメバチに比べて大人しい性格ではありますが、ベンチに座るとき辺りをアシナガバチが飛んでいるようなことがあったら念のため注意してください。

*観察センターでは、園路沿いなど人との距離が近いところで見つかった巣についてはやむを得ず駆除をしています。見かけた方はご一報ください。

文・写真/かけした


暑い日が続くようになりました。
森の中は草花や生きものでとってもにぎやかです。
そんな中見つけた、ものすごい見た目の方を
ご紹介したいと思います。

IMG_1934
イボタガの幼虫です。
体から伸びたアンテナのような突起…芸術的です…
食樹とするイボタノキにて発見しました。
脱皮をしながら成長していきます。

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約1週間後、脱皮をして一回り大きくなっていました。
写真右側、幼虫のおしり付近に抜け殻があります。
なんだか洗濯物のようで可愛らしいです。
また、よく見ると模様が控えめになっています!
微妙な変化見逃せません!
この後、もう一度脱皮をして地面へ潜り蛹になると
翌年の春までお休み…3月~4月頃羽化します。

イボタガ20120428ミズキ③~湿地_okubo (2) - コピー
成虫になるとこんな姿に。
無事羽化して姿を見せてもらいたいです。


写真 かない かなちん
文  かない


GWが終わり森の中の緑もだいぶ深くなってきました!

人間たちは仕事はじまりで忙しそうだけど
森のいきもの達はどうしているかな~?と
モンキチョウの広場を歩いていると...

DSCN2249

ハコネウツギの花の中から 
なにやらモフモフした何かが出ています!
この正体は...?

DSCN2248

どうやらモフモフの正体は
クロハナバチのお尻でした!

体にたくさん花粉をつけながら
一生懸命蜜を吸っているのでしょう。
君たちも忙しそうだね~

よく見るとハチ達は
白い花ばかりに頭をつっこんでいます。
なんでピンクの花に見向きもしないの?

ハコネウツギ140522掛下01

実はハコネウツギの花は
白からピンクへと色が段々変化します。

つまりピンクの花は白い花に比べて
蜜を吸われて古くなっているといううこと!
しかも白い花の方が光を反射して見つけやすい!

だからハチ達は蜜ほしさに
白い花を狙っていたんですね!

これから花や虫達がにぎわってくる季節。
花だけでなくそこに訪れるいきもの達にも
目を向けてみてください。

写真:ロビン・かけした
文:ロビン

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