2015年06月

自然観察センター前の地面に
3mmほどの黒い塊が20個以上散乱していました。
モンキアゲハ糞150626掛下01
少し上の方に目をやると...いました!
モンキアゲハの幼虫がカラスザンショウの
若い木に止っています。
あの黒い塊はこの幼虫のウンチでした。
モンキアゲハ幼虫150626掛下01
大人の小指くらいの大きさにまで育った幼虫は
あと数日もするとサナギになります。

他にもいないかな...と探すと、
こんどは1cmにも満たない幼虫を見つけました。
モンキアゲハ幼虫150626掛下02

梅雨とはいえ森の中は生きものでにぎわっています。
小さな痕跡からいろいろな生きものをさがしてみませんか。

モンキアゲハ糞大きさ比較150626掛下01トリム
小さな幼虫のウンチと大きな幼虫のウンチの大きさくらべ

文・写真/かけした

霊園口の階段を登りきったところのミズキの木で
背中にハート模様をつけた
カメムシを10匹ほど見つけました。
エサキモンキツノカメムシといいます。


エサキモンキツノカメムシ150614コナラ終掛下06
交尾中のところ

このカメムシの最大の特徴は
産卵を終えたメスがその卵を守ること。
エサキモンキツノカメムシ150614コナラ終掛下10
かわいらしいハート模様にメスの健気なようすは
ガンバレ!と応援せずにいられません。

ミズキの木は横浜自然観察の森にたくさん自生しているので、葉裏などをそっと、くまなく探してみてください。

文・写真/かけした

1種類の木をじっくり観察していると
まるでかくれん坊をしているかのように
いろいろな生きものが見つかります。

たとえば、センター前のヤマグワを観察してみました。
アリグモ♀150606センター前掛下02T
アリのように見えるこの生きもの

アリグモ♀150606センター前掛下03T
ハエトリグモの仲間、アリグモのメスです。

アリグモ♂150606センター前掛下05T
こちらはアゴが立派なオス。
アリに姿をまねることで外敵から
身を守っているともいわれています。
葉っぱの上ではアリもウロウロしているので
見間違えてしまいます。

フキバッタ150606センター前掛下01T
フキバッタの幼虫がじっとしていました。
これはかくれていませんね。

キボシカミキリ150606センター前掛下01T
キボシカミキリ。
葉っぱのウラにかくれていました。
このあたりでは外来種で、
クワの仲間を食害するので
増えてしまうとちょっと困りモノです。

クワコ150605センター前掛下04T
クワコの幼虫。
絹糸をとるカイコの祖先ともいわれています。
模様が鳥のフンのようにも見えます。

ナナフシモドキ150606センター前掛下01T
ナナフシモドキ。
細い足をいっぱいに広げて
葉脈になったつもりでしょうか?

まだまだ紹介しきれないくらいいろいろ見つかりました。
すこし立ち止まって生きものたちとの
かくれん坊で楽しんでみませんか。

写真・文/かけした

↑このページのトップヘ