「マムシのようなヘビがいます」と
来館された方から情報をいただきました。

センター前とのことだったので、確認しにいくと、
「おおー!確かにマムシ!」
こんなふうに休んでいる姿がありました。(望遠レンズで撮影しています)
特徴的な円形の模様がしっかり見えますね。

P1010823

むー・・・
今年はなんだか、マムシの話題が多い気がするなあ、
と、思ったので、過去の記録を5年分、
2014年度までさかのぼってみました。

マムシ目撃回数の図

まとめてみると・・・
今年度はまだ年度の途中ですが、
これまでの目撃回数を上回ってしまいました。
「多い」と感じるのはあながち間違っていなさそうです。

ちなみに、上記の年度でマムシが目撃されたのは4月から8月末までの期間でした。
夏休みが終わるまでは特に注意!のようです。


マムシは毒ヘビですが、古くからこの森にいる生きものなので、
捕まえたり、排除したりはしません。
小動物を食べ、この森のバランスを守ってくれる大切な存在です。

なので、森の来訪者の私たちが、彼らとの関わり方に配慮しましょう。
●道を外れて、やぶに入り込まないこと、
●見つけても、つついたり、つかんだりしないこと、
です。

毒があるとはいえ、人にみずから近づいて噛みつくことは基本的にありません。
めったにない出会いでもあるので、数メートル以上離れて、そっと観察しましょう。



かなちん 文・写真・図



※万が一マムシにかまれると、命に関わる可能性があります。
速やかに自然観察センターを通して救急車の手配をしてください。