あおい実が見られるようになったミズキの木。

s-写真1IMG_3499ミズキの青い実


秋には紫色に熟してヒヨドリなどの鳥の食べ物になりますが、まだあおいこの実を食べる生きものもいます。

葉っぱの上や裏をよーく観察すると、

s-写真2カメムシIMG_3471

ハートマークがついたカメムシがあちこちにいます。
s-写真3IMG_3433♂♀

小さい方がオスで、大きい方がメス。
本名はエサキモンキツノカメムシといいます。
このカメムシはミズキの実の汁を吸います。

さらによくみると、お腹の下にエメラルドグリーンの卵が産み付けられています。
なんと、このカメムシのメスは卵を外敵から守っているのです。
雨にも負けず、風にも負けず、守っています。


卵は10日ほどでふ化します。
下の写真、よく見ると親の下に、足の生えた小さな幼虫が見えます。生まれた幼虫はミズキの実の汁を吸って、大きくなります。

s-写真4IMG_3496

少し成長すると、こんな感じになります。
s-写真5


親のカメムシは、ふ化した後もしばらくは卵と同じように幼虫を守りますが、幼虫がもう少し大きくなると役目を終え、力尽きてしまいます。

エサキモンキツノカメムシの子育ての様子は、6月~7月ころ見られます。
森では、モンキチョウの広場のミズキの木で観察しやすいので、ぜひ探してみてください。

文・写真 nuka