「マジックアワー」とは、日の出前や日没後の、太陽は無いけど明るい時間のことです。まるで魔法(マジック)にかかったように、綺麗な景色が見れたり、芸術的な写真が撮れることから、そう呼ばれています。
日没時のマジックアワーは、昼から夜になるはざま、昼の生きものは見かけなくなり、夜の生きものが活動を始める時間でもあります。
春になり、日没時間も少しづずつ遅くなってきた今頃は、仕事が終わって観察センターを出るころが、ちょうどマジックアワーにあたるのです。
帰りのマジックアワーにちょっとだけ寄り道をしてみると、夜行性のノウサギに出会ったり、
写真. ノウサギ(園路の右側に座っています)
森ではあまり見かけないカモの群が森の上空を旋回していたり、湿地ではカルガモが忙しそうに餌を食べていたり、
写真. カルガモ(カモ類も夜行性なんです)
いつもの昼間とは違った出会いがあります。
文・写真 nuka