森を歩いていて、ちょっと道の脇に目を運ぶと、赤い実が目立つ腰の高さくらいの木があります。
これはオニシバリという植物で(写真1、2)、赤い実がとてもおいしそうに見え、つい食べてしまいたくなりますが、実は毒があります。一見普通の植物で、普通に実をつけているだけかと思いきや、実だけではなく、葉や茎、根にも毒があります。
食べると、腹痛、血便、口内炎を起こすことがあるそうですので、見て楽しむだけにして、食べないほうが良いでしょう(笑)
赤い実は7月くらいまで見られます。
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写真1 オニシバリ


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写真2 オニシバリの実



オニシバリと同様に、道の脇で簡単に見られる、白い花をたくさん咲かせているドクダミという植物があります(写真3、4)。
名前もそうですが、特有の臭いがあるので、毒があるように思われることもありますが、安心してください、毒はありません。むしろ毒とは逆で、ドクダミ茶などがあるように、薬効成分があり、薬として利用されています。10種の薬効があるという意味から、ジュウヤクとも呼ばれるそうです。
花は7月頃まで見られます。
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写真3 ドクダミ


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写真4 ドクダミの花


このように、普通に見えても毒があったり、毒がありそうと思っても毒じゃなかったりと、様々です。

目に付き、気になったら、ちょっと自然観察センターに立ち寄って、レンジャーに尋ねてみたり、図鑑を広げてみてはいかがでしょうか。自然観察センターでは、みなさまがご利用できる図鑑も多数ご用意しております。
ちなみに自然観察の森では、自然の生きものを大切にしているので、採取は禁止です。
森の生きものを食べたり、薬にするのはやめましょう。


参考文献
・山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花 (山と渓谷社)
・山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花2(山と渓谷社)
・フィールドベスト図鑑vol. 16. 日本の有毒植物(学研教育出版)


文・写真/nuka