不穏な空気を感じて足元を見るとカマキリが一点を凝視していました。視線の1m先には、産卵しはじめたトノサマバッタが!どこにいるかわかりますか?
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(クリックすると大きな写真になります)

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こちらの存在も気にせず狙った相手を凝視しています。

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危険が迫っていることを知ってか知らずか。トノサマバッタは産卵中です。

カマキリはバッタのお腹が地面にっすぽり埋まったころを見計らい、にじり寄りはじめました。
風で草が揺れているかのようにゆっくりと、ゆっくりと。抜かりがありません。

15分ほどかけて接近。
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こんな時、観察する側も気が気ではありません。
どちらかに肩入れするわけにもいかず、ただただ成り行きを見守ります。

そして、いよいよその瞬間がやってきました!
続きは動画で。


生きものたちのきびしい営みを実感する出来事でした。
寒い日が増え昆虫たちもだいぶ少なくなってきましたが、暖かい日にはこんなドラマがどこかで展開されてることでしょう。

文・撮影/かけした