森を歩いていて、ちょっと道の脇に目を運ぶと、赤い実が目立つ腰の高さくらいの木があります。
これはオニシバリという植物で(写真1、2)、赤い実がとてもおいしそうに見え、つい食べてしまいたくなりますが、実は毒があります。一見普通の植物で、普通に実をつけているだけかと思いきや、実だけではなく、葉や茎、根にも毒があります。
食べると、腹痛、血便、口内炎を起こすことがあるそうですので、見て楽しむだけにして、食べないほうが良いでしょう(笑)
赤い実は7月くらいまで見られます。
s-写真1IMGP0199
写真1 オニシバリ


s-写真2IMGP0201
写真2 オニシバリの実



オニシバリと同様に、道の脇で簡単に見られる、白い花をたくさん咲かせているドクダミという植物があります(写真3、4)。
名前もそうですが、特有の臭いがあるので、毒があるように思われることもありますが、安心してください、毒はありません。むしろ毒とは逆で、ドクダミ茶などがあるように、薬効成分があり、薬として利用されています。10種の薬効があるという意味から、ジュウヤクとも呼ばれるそうです。
花は7月頃まで見られます。
s-写真3IMGP0211

写真3 ドクダミ


s-写真4IMGP0203
写真4 ドクダミの花


このように、普通に見えても毒があったり、毒がありそうと思っても毒じゃなかったりと、様々です。

目に付き、気になったら、ちょっと自然観察センターに立ち寄って、レンジャーに尋ねてみたり、図鑑を広げてみてはいかがでしょうか。自然観察センターでは、みなさまがご利用できる図鑑も多数ご用意しております。
ちなみに自然観察の森では、自然の生きものを大切にしているので、採取は禁止です。
森の生きものを食べたり、薬にするのはやめましょう。


参考文献
・山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花 (山と渓谷社)
・山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花2(山と渓谷社)
・フィールドベスト図鑑vol. 16. 日本の有毒植物(学研教育出版)


文・写真/nuka






先日ヘイケボタルの湿地で、葉っぱの上にちょこんと乗った小さなヤマアカガエルに出会いました。春先に孵化したオタマジャクシがようやく成体になって、上陸し始めています。

しばらく見ていても全く動かず。
水中とは違う景色を見て、何かを感じているのでしょうか。

S4Q_3800(1)

上陸したヤマアカガエルは、しばらく水辺で過ごしたあと、森の中へとすみかを移します。2~3年経つと成熟して、産卵する際に再び水辺に戻ってきますがそれまでしばしのお別れです。元気に育って、またヘイケボタルの湿地に戻ってきて欲しいですね。

数は少なくなってきましたが、まだ手足の生えたオタマジャクシがヘイケボタルの湿地で泳いでいます。
上陸したヤマアカガルに出会えるチャンスをお見逃しなく!

文・写真/やまちゃん


昨夕、同僚と小学生向け観察会の下見で森を歩いていました。
いつもは冷静な同僚が突然、大きな声をあげたので驚いて
その目線の先を追うと↓


オオミズアオ20170526 (7)


しばらく見とれてしまうほどの、神秘的な輝きを放っていました。
雨のしずくが羽に光ってそれもまた、美しくて・・・
名前は「オオミズアオ」
昼に激しく降った雨で随分と弱っている様子でしたが、
薄暗い風景の中でその存在感は圧倒的でした。
たまたま通りかかった地元の方とも一緒に観察。

初対面の方ですが、生きものの美しさやすごさを
一緒に共有できる時間を尊く感じました。

文:チョコ 写真:やまちゃん

↑このページのトップヘ